多くのユーザーには、Apple Musicの「厳選されたプレイリスト」があれば十分でしょう。ですが、その人の好みに合わせてカスタマイズされたプレイリストとは比べものになりません。
さらに素晴らしいことには、複数のプレイリストをミックスしたり、マッチングしたり、組み合わせたりして、どんな気分にも合う超大作プレイリストをつくる方法もあります。
「25回以上再生された曲」「1970年以前にリリースされた曲」といった一定のルールを決めておけば、自動更新される大型のプレイリストをあっという間につくることができます。
というわけで今回は、Appleとサードパーティのさまざまなツールを使って、よりスマートなApple Musicプレイリストをつくる方法をご紹介します。
Apple Musicで、スマートなプレイリストをつくる方法
Appleのショートカットアプリを使えば、サードパーティのサービスを利用しなくても、iPhoneでスマートプレイリストをつくることができます。iPhoneでショートカットを作成・変更するのが苦にならない人には、この方法がいいでしょう。
たとえば、こちらのApple Musicでスマートプレイリストをつくるためのショートカット。作成したRonald Langeveldさんは、ユーザーのライブラリにあるトップ25の曲をピックアップして、新しいプレイリストに追加するように最適化しています。
このショートカットを開いて、いろんなパラメーターを微調整したり追加したりすれば、あなたのニーズに合わせて最適化できます。
さらに、ショートカットアプリの「オートメーション」タブを使うと、このショートカットを毎日自動で実行することも可能です。そうしておけば、プレイリストは途切れることなくアップデートされます。
サードパーティアプリでスマートプレイリストをつくる方法

サードパーティアプリには、Apple Musicにはない、さまざまな機能が盛り込まれています。
たとえばMarvis ProやSoor(どちらも860円)を使うと、ルールに基づいたプレイリストを難なくつくることができます。
これらのほうが、全体的な使い心地もApple Musicより良いです。それに、Apple Musicのメイン機能をほぼすべて網羅しながら、そこにはないさまざまな機能と、桁違いに高いインターフェイスを兼ね備えています。
Apple Musicに十分満足していて、単に、スマートプレイリストを簡単につくれる方法を探しているという人には、専用アプリMiximum(250円)がおすすめです。
ご紹介したこれらアプリに備わったスマートプレイリスト機能を使えば、一定のルールを決めて(たとえば「一度も再生したことがない曲」や「特定の長さの曲」など)、それに基づいてプレイリストを自動生成・自動更新することができます(私も実際に試してみましたが、1000曲からなるプレイリストが、10分もかからずに完成しました)。
Macのミュージックアプリで、スマートプレイリストをつくる方法

Macユーザーの人なら、ミュージックアプリでスマートプレイリストをつくることができます(Appleがなぜ、この機能をiPhoneのApple Musicに追加していないのか、理解に苦しみます)。
Macのミュージックアプリを開いて、「ファイル」>「新規スマートプレイリスト」の順に進みます。または、「option+command+N」のキーボードショートカットを使って、スマートプレイリストのウィンドウを開いてください。
このウィンドウでは、「次のルールに一致する項目」の下にあるドロップダウンメニューから、いろいろなルールを設定できます。
ルールを追加したい場合は、「+」をクリックします。スマートプレイリストが常にアップデートされた状態をキープしたければ、「ライブアップデート」にチェックを入れるのもお忘れなく。
すべての設定が終わったら、「OK」をクリックして完了です。
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