2021年12月のセキュリティパッチは、Android 12を搭載した一部のPixelスマホを対象に、現在配信中です。

毎月のセキュリティパッチは、新機能を追加するPixel Dropの更新ほどワクワク感はないかもしれません。

ただ、ハッカーが悪用する可能性のあるセキュリティ上の欠陥を修正するので、できるだけ早くインストールすることが重要です。

今月のパッチは特に重要なようで、100件以上のバグ潰しと安定性の向上、Android 12向けの87件のセキュリティ修正が行われています。

その中には、マルウェアを隠し持つメディアファイルを介して、ハッカーがデバイス上でリモートでコードを実行する可能性がある欠陥を修正するものも含まれています。

また、このパッチでは、Pixelデバイスに特有の49件の脆弱性も追加で修正します。

2021年12月のAndroid 12向けセキュリティパッチをインストールする方法

このパッチは最終的にAndroid 12を搭載したすべてのPixelデバイスに適用されますが、正確なタイミングは機種によって異なります。

このパッチは、先日、以下のPixelスマホに向けてロールアウトを開始しました。

  • Pixel 3aおよび3a XL
  • Pixel 4 とおよび4 XL
  • Pixel 4aおよび4a 5G
  • Pixel 5
  • Pixel 5a

ただし、Pixel 6とPixel 6 Proのデバイスには、2021年12月の更新と新しいPixel Feature Drop限定版とともに、来週からこのパッチが届きます。

2021年12月のPixel Feature Dropの更新をすでにインストールしている場合は、Android 12のセキュリティパッチもすでにインストールされている可能性があります。

このパッチが利用可能かどうかを確認するには、「設定」→「システム」→「システムの更新」と進んでください。

インターネット経由で更新が届くのを待ちたくない場合は、OTAアップデートファイルをサイドロードすることで、こうしたパッチを手動で適用することもできます。

また、Google Developersのページからのファクトリーイメージを使って更新できます。

この方法を用いると、現在のファイルがすべて上書きされるので、まずPixelのデータをバックアップしてから、AndroidスマホにROMイメージをインストールする際のガイドでご紹介している手順に従ってください。


Source: Google, Android