ランドスケープデザインに石を取り入れることはよくありますが、多くの場合、木や植物の周りを縁取ったり、庭に小道をつくるのに使われます。
もっとも、石の使いみちはそれだけではありません。本格的なロックガーデンを作ることだって可能です。
ロックガーデンとは?
「ロックガーデン」という言葉には馴染みがなくても、見かけたことはあるはずでは?
ロックガーデンとは、もともとそこにあった石を使ったり、もとからそこにあったように見えるように石を配置した庭のことだと、GreenMyLifeは言っています。
Garden Designによると、ロックガーデンにはさまざまな形やサイズがあるそうです。
ロックガーデンと一口にいっても、多くの要素やレイヤーからなる複雑で大掛かりなものから、砂利や川石を一角に敷き詰めただけの小規模なものまでさまざまです。プランターの中にミニチュアのロックガーデンを作ることだってできます。
ロックガーデンは、景観を美しくするだけでなく、枯れた川底を埋めたり、斜面を整えたり、芝生の代わりにしたりなど、さまざまな目的で利用することができますよ。
また、地面がでこぼこしていたり、何らかのダメージを受けているエリアにも適しています。
ロックガーデンなら時間と労力が節約できる
ロックガーデンの最大の魅力は、草取りや手入れの時間を節約できることです。考えてみてください。石に覆われた土に雑草が繁殖することはありません。
確かに、石の間に雑草が生えることはありますが、アクセントのようなものです(生えて欲しい植物ならなおよし)。そして、ロックガーデンは、芝生の庭とは異なり、芝刈り機をかけることができません(当然すべきでもない)。
植物の数が減れば、水やりなど庭の手入れに時間をとられることもありませんよね。
また水の節約にもなります。米国環境保護庁の推計によると、アメリカの家庭における水の使用量の約3分の1(1日に70億ガロン)がランドスケープのための水やりに使われているということです。
ロックガーデンの作り方
ロックガーデンは手入れが簡単で、雪の降る地域でなければ一年中楽しむことができますが、いくつかの石を適当に置けば終わりというものではありません。きちんとした計画が必要です。
Garden Designは、適切な場所を選び、作りたいデザインをスケッチし、日本風、アルパイン風、サウスウェスト風などロックガーデンのスタイルを決める必要があると言っています。また、気候や地形に合った植物の種類や、計画に合った土を調べる必要もありますね。
Garden DesignやOld House Onlineといったサイトで、ロックガーデンの作り方や手入れの仕方、おすすめの植物などが詳しく紹介されていますので参考にしてください。
Source: GreenMyLife, Garden Design(1,2,3), Document Display, Old House Online