私たちにとって、友だちづくりは決して簡単なことではありません。もちろん、子どもにとってもそれは同じです。また、友だちはできるけど、友人関係を維持するのが難しいということもあります。

自分のこどもが学校でひとりぼっちになっているかもしれないと思うと、心が苦しくなります。では、押しつけや過干渉にならずに、親が子どもの友だちづくりを手助けできるのでしょうか?

1. 問題の根本を見極める

まず、そもそも子どもが週末に家にこもりっきりだからといって、子どもに友だちが一人もいないとか、不幸であると決めつけてはいけません。

生まれつき内向的だったり、一人でいる時間が楽しいという子どももいます。Michael Ungar氏がPsychology Todayで次のように書いています。

家族療法士をしていると、自分の子どもが同級生の輪に入らず、一人か二人の親しい友だちがいるだけで、多くの時間を読書や空想に費やしているのを見て、まるで子どもが病気であるかのように考える、極端に社交的な親に幾度となく出会います。

もちろん、本当はもっとたくさんの友だちが欲しいと望んでいる子どももいます。

そうした場合、原因は大きく2つのカテゴリーに分けられると、青少年支援を専門とする臨床心理学者Barbara Greenberg氏が、U.S. News & World Reportで語っています。

単に内気な性格や不安があるケース:

そのせいで、仲間と気楽に交わることができない。

人見知りや、安心感が得られないせいで、引っ込み思案になったり、人を避けがちになる。

社会性の障害を抱えるケース:

対人スキルが欠けているせいで、仲間の輪に入ったり、友人関係を築くことができない。社会的合図を読み取れない場合もある。

あるいは、支配的、攻撃的だったり、自分のことばかり話して他人に関心を示さない子どももいる。

また、依存心や独占欲が強かったり、意地悪だったり、皮肉屋だったりすることもある。

どう手を差し伸べればいい?

子どもが友だちづくりに苦しんでいる理由を知ることが、親として手を差し伸べる最初のステップとなります。

内気な子どもなら(とくに幼い頃は)、友人関係を育むチャンスをつくってあげるとよいでしょう。

たとえば、友だちと遊ぶ機会をつくる。野球の試合が終わったら、子どもの友だちを一人、二人車に乗せて一緒にアイスクリームを買いに行く。

近所でバーベキュー大会を開いて子どもたちが一緒に遊べるチャンスをつくる、などが考えられます。

自宅で簡単なロールプレイやコーチングを試してみるのも良いでしょう。Greenberg氏は次のように言っています。

子どものコミュニケーションの取り方を観察して、同級生の輪に入れない原因を探ってみてください。コミュニケーションの取り方が悪いなら、他の子どもにも同じように接していると考えられます。

子どもとそのことについて話し合ってみましょう。ただし、子どもに恥かしさや怒りを感じさせないように、やさしく、思いやりをもって話してください。

家で対人スキルを練習する機会をつくってください。子どもが興味を示す活動に参加させるのもよいでしょう。そうすれば子どもは、活動そのものを楽しみながら、対人スキルも磨くことができます。

2. 量よりも質を重視する

ガールスカウトに友だちが1人いるだけ? 大丈夫です! 本当にそれでいいんです。少なくとも友だちをつくれるんですから。

子育てコーチのMeghan Leahy氏は、Washington Postで、教会にしか友だちがおらず、学校に友だちが一人もいない15歳の娘を持つ親からの相談に、次のように回答しています。

友人関係は重要でも、正しい友人関係はもっと重要であることを、娘さんは理解する必要があります。

彼女が、教会の友だちのどんな性格や特徴に価値を置いているのかを一緒に探って、学校にそうした特徴をもった子がほかにいないか考えさせてみてください。

10代の子どもは、思い込みを過度に一般化する傾向があります(人はみな意地悪だ、など)。示唆に富んだ的確な質問を投げかけ、考える時間を与えましょう。

すぐに答えが見つからないかもしれませんが、心を落ち着けてじっくり考えられるようになれば、本人にとっても、周囲の子どもたちにとっても、良い影響がもたらされるでしょう。

3. 押しつけてはならない

おそらく、子ども自身がすでに、友だちがいないことを気に病んでいます。プレッシャーを与えれば、さらに落ち込ませてしまうだけです。

また、無理強いすれば友だちができるわけでもありません。とくに、子どもが10代になれば、もはや親がどうにかできる問題ではなくなります。 Leahy氏は次のように書いています。

親が10代の子どもに無理やり何かをさせられるものではありません。ましてや、友だちづくりを無理強いするなんてもってのほかです。

せいぜい、子どもが親に腹を立てるか、最悪の場合、友だちづくりに苦しんでいることを隠すようになります。親は自分を「矯正」しようとするだけだと考えるからです。

友だちを作らせようとやっきになるよりも、サポートできる体制を整えておくことが重要です。「耳を傾け、共感し、抱きしめる」ことだとLeahy氏は言っています。

もう1つ、親が子どもに与えられる最大の影響は、背中を見せてあげることです。あなた自身が、健全かつ良好な友人関係を維持し、子どものロールモデルになってあげてください。

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Image: Elena Scotti (Photos: Getty Images)

Source: Psychology Today, Washington Post, U.S. News & World Report, DrBarbaraGreenberg

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文