過去1年、散々辛い思いをしてきました。

そんな私たちには、次の心の傷が生じる前に、ひとつの心の傷に取り組むだけの時間がありませんでした。

そのせいで、「悲しみの負債」と呼ばれるものが残されました。これは、お金の負債と同じように、簡単には返済できないものです。

この記事では、悲嘆の負債と、それに対処する方法について、知っておくべきことをまとめました。

悲しみの負債とは?

Emily Laurence氏は「Well+Good」で、悲しみの負債についてこう説明しています。

わたしたちは、なにか困難が起きるたびに、それに取り組もうとして『感情の銀行』からエネルギーを引き出しますが、そうした困難がだんだん積み重なっていくと次第にエネルギーが失われます。

そして、引き出せるエネルギーがついに何も残っていない状態になったときに、悲しみの負債が生じるのです。

ひとつの心の傷に取り組むだけでも、じゅうぶんに大変なことです。ですが、一度に複数の心の傷に取り組むのは、まったく別次元の難問です。

その理由は、最初の心の傷を完全に克服するチャンスがなかったら、「最初の心の傷を乗り越えられていないうちから、次の悲劇に焦点を当てがちだから」だと、臨床心理学者のKahina A. Louis博士はWell+Goodの記事のなかで述べています。

つまり、人生に対処するために、心の傷を抑えつけてしまうのです。

そして、「心の傷を抑えつけると、ある種の感情を押し殺してしまうことがあります。でも、(押し殺された感情が)消えてなくなるわけではありません」とLouis博士は続けています。

そうした感情は、自分でも気づかないうちに、思考や行動に浮上してくることがあるのです。

悲しみの負債を取り除く方法

悲嘆に取り組み、それを克服することはたしかに可能で、そうするのが望ましいのですが、ここで大事なのは、悲しみをうまく管理して、前へ進むための対処方法を学ぶことです。

一定期間が過ぎれば、悲しみは消えてなくなる、と期待することではありません。

悲しみの負債がたまってしまった状況では、心の傷がひたすら積み重なっていく状態を許すのではなく、悲嘆を乗り越えるために、少なくとも何か行動することが大切になります。

どんな方法がいいかは、人によってさまざまです。

日記をつけてもいいし、マインドフルネスを実践してもいいし、セラピストや悲しみを専門にするカウンセラーと話してもいいし、単に大声で泣き叫ぶだけでもいいと、James S. Gordon博士はWell+Goodに話しています。

大切なのは、自分にとって効き目のある方法を見つけ、それを実践できる時間と空間を自分に与えることです。そして、次に襲ってこようとしている「悪いできごと」に焦点を当てないようにするのです。

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Source: Well+Good

Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文