多くの人が、空港で一度はTSA(アメリカ合衆国運輸保安庁)に何かを没収された経験があると思います。
当然ながら、武器と見なされるものは係官に取り上げられるし(私も爪切りを取られました)、液体物の持ち込み制限もかなりきついように感じます(荷物を預け入れしない場合はとくに)。
飛行機に乗るのが久しぶりだという人は、どんな物品が機内持ち込み不可となっているのか、再確認しておいたほうがいいでしょう。
そして、意外なものが持ち込めることに気づくかもしれません。
保安検査で持ち込める食品
ほとんどの食品は機内に持ち込めないと思っているのではないでしょうか。
しかし実際には、あらゆる種類の食品を持ち込むことができます。生卵でさえ持ち込みが可能です(万が一、そうしたければですが…)。
以下に、機内持ち込みが可能な食品の一例をご紹介します。
- パン
- お菓子
- シリアル
- チーズ
- クッキー
- 固形チョコレート
- コーヒー豆(挽いていても挽いていなくても)
- クラッカー
- ドライフルーツ
- ガム
- ナッツ
- サンドウィッチ
- 固形のペットフード
- ピザ
- プロテイン、エネルギーパウダー
もちろん、食品によっては一定の制限があり、別途検査を受ける必要があります。
機内にランチを持ち込むつもりで、保安検査で没収されると困るという人は、事前によく調べておきましょう。
飛行機に液体物を持ち込む方法
TSAの規定により、3.4オンス(約100ml)以下の液体であれば、アルコールも含め、機内に持ち込むことができます。
アルコール度数が24%以上、70%以下のアルコール飲料は、乗客一人あたり5リットル(1.3ガロン)まで預け入れできますが、未開封の小売パッケージである必要があります。
アルコール度数が24%以下のアルコール飲料は、制限なく預け入れることができます。
機内に持ち込むミニボトルのアルコール飲料は、クォートサイズのバッグ1つに無理なく収まるものでなければなりません。
少量のコーヒー、ならびに、相当量の母乳も機内持ち込みが可能です。母乳を持っていることをTSAの係官に伝えると、個別に検査してくれます。
機内持ち込みができる鋭利な物
TSAのウェブサイトには鋭利なものに関するセクションがありますが、それによると、実際には爪切りを機内に持ち込むことは可能です(もっと早く知りたかった)。
また、「支点から測って刃が4インチ未満」のハサミや、編み針(没収されたのを何度か見たことがある)、使い捨てのカミソリ、ロックピック、安全ピン、ピンセットなども持ち込むことができます。
もし係官が、許可されているはずの物を没収しようとしたら、TSAのウェブサイトに許可品目として掲載されていることを指摘してみてください。
ただし、TSAのサイトに「ある物品がチェックポイントを通過できるかどうかの最終判断はTSA係官に委ねられている」とも書かれていることを覚えておいてください。
つまり、いずれにせよ没収される可能性はあるということです。
そのほかの物品
機内に、そのほかのちょっと変わった物品を持ち込む必要がある場合は、こちらのリストを参照してください。たとえば、以下の物が持ち込みを許可されています。
- 防弾チョッキ
- 車の部品(燃料が含まれていないものに限る)
- 人工骨
- ショックカラー
- Xbox
- 鹿の角
- ハリーポッターの杖やライトセーバー
- ドラムスティック
- 電気毛布
- ガイガーカウンター
- 水タバコ
- レーザーポインター
- 生きた魚
しかしながら、これらの物品ついても一定の制限が設けられている場合があり、また、最終的には係官の判断に委ねられています。
ですので、防弾チョッキを「ノー」と言われても、ショックを受けないでください。
※この記事は米Lifehackerによるアメリカ国内での規制の話のため、日本の場合はこの内容とは異なる場合があります。