5月28日、Googleが未来のWebコミュニケーションの形を変える、新しい革新的なアイデアを発表しました!その名は「Wave」。例えば「もし今日『メールというもの』を開発するとしたら、どんなカタチになるだろうか?」と考えて開発されたようなものらしいです。何だか分からないけど、どうやらこれはスゴイことになりそうですよ。
Waveとは、Webのリアルタイムコミュニケーションの進化形です。百聞は一見に如かずなので、プレゼンテーションの動画と、その抄訳をどうぞ!
ザックリと言葉で説明すると、以下のような感じです。
Waveとは? ■Waveは会話もドキュメントも一体化しているWave上では、オンラインコミュニケーションをしながら、画像や写真や動画やマップなどを使ったリッチフォーマットの文書作成を共同で作業することができます。
■Waveは色んなものが共有されているメールの途中で追加されたユーザーでも誰でも、いつでもどんなタイミングでも前のメールを読み返すことができ、また返信することもできる。
■Waveはかなりライブであるチャットをしている時に、誰かがタイプしている文字は、一文字ずつほぼリアルタイムで表示されるので、会話がさらにスムーズでスピーディーになる。
Waveのメールは、Googleでなくても、どんなサーバでも動くように標準的に開発されています。ですので、Googleを使っていようがいまいが、誰でもWaveを使う事ができるのです。
例えば、Twitterでツイッた言葉は他のプラットフォームに反映されない、つまりTwitterのサーバにだけデータがあるという状況です。それがWaveを使えば、RSSもメールもチャットも共通のプロトコルを使っているので、Googleで送ったメールをYahoo!メールでも読むことができる、というようなことが可能になってくるらしいのです。
TechCrunch日本版にも、Waveについて詳しく書かれているので、興味のある方はコチラを読んでみてください。Googleの説明によると、Waveはまだまだ開発途中だということですが、未来のWebの在り方を大きく変えることは間違いないでしょう。それが果たしてどれくらいの影響を及ぼすのかは計り知れないですが、Twitter やFacebook、同様のコミュニケーションサービスの利用者や方向性を考えると、想像を超えることになりそうです。
Waveの開発にはHTML5のアップデートが必要らしいので、私たちがWaveを実際に使うことができるのはまだ先のことだと思われます。Google Waveのページで登録すると、製品に関するお知らせが来るみたいですよ。Waveの登場で、一体どんな風にWebコミュニケーションが進化していくのか、本当に楽しみですね。
Google Wave [via TechCrunch]
(原文/訳:的野裕子)
画面作成からデバイス制御まで
基本機能の全容
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