無料版で操作できるのはそれだけですが、99セントの姉妹品『VCL Remote』ならばプレイリスト全体を操作することが出来ます。パソコンの設定や無線ネットワークへの接続も単純でWindows版、Mac版、Linux版のいずれのプラットフォームでも動作します。最新版の新しいプレイリスト機能との相性もばっちり。
リモートアクセスの設定は、いずれのプラットフォーム上でもクイックプラグインをダウンロードするだけ。無料版では、ロードされているプレイリスト上の前後の曲の選択が可能。他にもボリューム調整、動画、音声ファイルの行き来が出来ます。フルバージョンならばプレイリストアイテムからの選択が可能となり、ハードディスク全体のメディアファイルを操作することも。
VLC Remoteの操作画面のスクリーンショットは、以下にて。
iPhoneまたはiPodアプリをダウンロードしたら開発者のサイトから設定ヘルパーを取得し、説明通りにインストール。インストールする際に『VLC Remote helper』からローカルネットワーク、またはインターネット上でのストリームの選択肢が提示されますが、ポートがロックされていることに確信が持てる方以外はローカルネットワークのみを選択するのが賢いかと思います。Windowsシステム上ではいつものFirewallプロンプトが表示されるかも知れませんが、Unblock(ブロックしない)を選択してください。
それが終わったら、VLCメディアプレーヤーを起動させ、携帯機器から『VLC Remote』を起動。初回にはヘルパーアプリをインストールするリマインドが出ます。それを過ぎるとIPアドレスを選択する接続画面へ。都合のよいことにVLCが起動していることをシステムが検知して、見なれたコーンのアイコンを表示してくれます。
無料版の場合、基本操作画面、iPhoneアプリ広告のシングルバーが上部に表示され、ボタン付近にその他のボタンが表示されます。
有償版ではコントロールの下にスクロールエリアが表示され、プレイリストのブラウズが可能となり、広告および"Get Paid Version"ボタンの表示が消えます。
この有償版で最高にクールなのが、Browseボタンを押すとハードドライブのディレクトリにあるセレクションが全て見られてしまうこと。ちょっと怖い気もしないでもないですが、それをたどっていくとルートまでたどり着けます。これを制限する機能を探してみたのですが、パッと見た段階では見つけられませんでした。もし見つけたらコメントで教えて下さい。
『VLC Remote Free』はiPhoneまたはiPod touchの2.0以上に対応のフリーダウンロード。有償版は99セント、となっています(期間限定らしいですが)。
使ってみた方は感想をコメントで教えて下さい!
VLC Remote Free & VLC Remote [iTunes App Store]
Kevin Purdy(原文/まいるす・ゑびす)
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