Android端末とiOS末の両方を所有して使うという、わざわざ混乱を抱え込みたがるタイプの人に朗報です。
iOS端末(iPhoneやiPad)で、Googleアカウントにサインインする際の物理的なセキュリティキーとして、Android端末が使えるようになりました。
これは、2段階認証の1つで、iOS端末でGoogleアカウントにログインする場合、指定したAndroid端末で認証が必要になるというものです。
iOSでAndroidをセキュリティキーにする懸念点
設定の仕方はあとで説明しますが、まずは、この形式の2段階認証(2FA:テキストベースの2ステップセキュリティとは異なります)に関して持ち上がっている懸念を確認しておきたいと思います。
Android端末をiOSのセキュリティキーとして使う場合、うまく機能したとしても、手順が面倒になることがあるとの報告も寄せられています。
とはいえ、私たちが試したところ、問題なく機能しました。設定もとても簡単でした。
準備すべきもの
それでは、自分でも試してみたいという方のために、設定方法を説明します。
- iOSでのサインインにAndroidスマホを使えるようにするには、まずAndroidスマホをGoogleアカウントの物理的認証キーとして指定する必要があります。この手順については、以前の記事で説明しています。
- その後、お使いのiOS端末に『Google Smart Lock』アプリをダウンロードします(まだダウンロードしていない場合)。
『Google Smart Lock』をインストールしたら、サインインの準備は整いました。以下の手順に従って操作してください。
iOSでの設定手順

- 両方の端末でBluetoothを有効にします。
- iOS端末で『Google Smart Lock』を開きます。
- Googleアカウントにサインインし、2FAキーとしてAndroidスマホを使用します。これにより、プッシュ通知がAndroidスマホに送信されます。
- お使いのAndroidスマホをチェックし、通知が表示されたら、それをタップします。
- 指示に従って操作し、サインインを完了します。
この手順に従えば、iOS端末でのログインを認証することができます。私たちが試したところでは、このプロセスは問題なく機能しました。
ですが、すでに述べたように、このプロセスがGoogleの予想ほどスムーズに機能しないケースも、複数の報告で指摘されています。
うまくいった方は、おめでとうございます――iOS上でGoogleアカウントに2FAログインするための、新しい方法が手に入りました!
うまくいかなかった方は、代わりに別の2段階認証セキュリティツールをチェックして、利用を検討してみてください。
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Image: Pieter Beens/Shutterstock.com
Source: Google, Apple, Ars Technica
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]