Googleのビデオ会議ツール「Google Meet」が無料開放され、2020年9月30日までは、誰でも制限なく使えるようになりました。

Web会議アプリ「Google Meet」の使い方と手順|個人向けに無料開放中

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Googleはこのサービスをすでにロールアウトしているので、Gmailのメールアドレスを持っている人なら誰でも、無料でビデオ会議を開催できます。

ほかのビデオ会議アプリと比べると、Google Meetの機能はやや見劣りしますが、ブラウザの拡張機能を活用することで、必要度の高い機能を追加できます。もちろん、この拡張機能も無料です。

Google Meetの新機能

これらの拡張機能をご紹介する前に、Google Meetの現状について手短かに説明しておきましょう。

Googleは今でも、Meetに新たな機能を追加する取り組みを継続しています。

今後追加が予定されている機能には、参加者16人の顔が同時に見られるタイル表示(ほかのサービスでは「グリッド表示」と呼ばれるもの)や、暗い場所でもきれいに映るモード、会話の音質を向上するノイズキャンセルモードなどがあります。

こうした新機能がMeet本体に導入されれば、この記事でご紹介する拡張機能のいくつかは必要なくなるかもしれません。

さらには、Googleの仕様変更が、拡張機能に干渉する可能性もあります。けれどもそうなった場合には、少なくとも干渉が起きた理由はわかるはずです。

複数参加者を同時に表示する「Google Meet Grid View」

Google Meet Grid View
Image:Google Meet Grid View

Googleが「グリッド表示」機能を正式導入するまで待つ間が惜しいなら、このChrome拡張機能を使えば今すぐに、複数参加者を同時に表示できます。

とはいえ、Googleは着実にMeetの機能を強化しているので、今は便利に使えるこの拡張機能も、今後は突然使えなくなる可能性はあります。

そのほかの選択肢として、「Google Meet Grid View」という、名前は同じですが別の拡張機能もあります。

こちらのほうが今後は、小見出しにリンクした機能拡張よりも頻繁にアップデートされそうです(また、Chromeではなく、「Firefox」や「Microsoft Edge」向けの機能拡張が必要な場合は、こちらを参照してください)。

絵文字でリアクションができる「Nod - Reactions for Google Meet」

Nod - Reactions for Google Meet
Screenshot: David Murphy (Nod - Reactions for Google Meet )

この拡張機能の機能は、名前を見れば一目瞭然かもしれません。

この「Nod」(「うなずく」の意)機能拡張を使うと、ほかの参加者の言動に対して、絵文字で素早くリアクションを送ることができます。

わざわざマイクのミュートを解除し、会話が途切れるタイミングを見計らうといった手間をかけずに、手短かに思いを表現できるわけです。

とはいえ、Google Meetのセッションに参加している人すべてがこの拡張機能をインストールしていないと、いくらリアクションを送っても意味がない、という点には注意が必要です。

出席の確認ができる「Meet Attendance」

Meet Attendance
Screenshot: David Murphy (Meet Attendance )

あなたが何でも管理したいタイプの上司、あるいは、授業の計画をバーチャル環境に移すのに悪戦苦闘しているお疲れ気味の教師なら、この「Meet Attendance」は、あなたのミーティングに誰が出席しているか、出欠状況をチェックするのに非常に役立つ拡張機能です。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の仲間と開く、週1回のオンラインミーティングで使うには不向きかもしれません。

でも、それなりの組織、あるいは6歳児の集団を取りしきる(実感としてはどちらも同じようなものに思える場面もありますが)立場にあるなら、この拡張機能があると大助かりでしょう(これと同じ発想で作られたFirefox版の機能拡張もあります)!

ミュート解除に便利な「Google Meet Push to Talk」

これは「Zoom」で私が特に気に入っていて、友人たちにもぜひ使って欲しいと勧めている機能を、Google Meetでも使用可能にしてくれる拡張機能です。

ビデオ会議では、マイクをミュートにせずに放置しておくのは本当に勘弁してほしい行動の1つですが、この拡張機能を使うと、マイクは自動的にミュート状態になります。何か発言したくなった時に、スペースバーを押すだけでミュートを解除してくれます。

この機能は今のところGoogle Meet本体にはデフォルトでは装備されていませんが、「Push to Talk」という拡張機能をインストールすれば使えるようになります。おそらく将来的には、この機能はデフォルトで導入されることでしょう。

文字起こしをしてくれる「Tactiq Pins for Google Meet」

Tactiq
Screenshot: David Murphy (Tactiq )

最後にご紹介するのは、やや使う人を選ぶ拡張機能です。

これは、自動的にミーティングの書き起こしを作成してくれる拡張機能なのですが、使えるのは、発言者の話し方が比較的聞き取りやすい場合に限られます(ちなみに私は早口すぎて、この条件に当てはまりません)。

このTactiqは、Google Meetがライブで生成する字幕(現在は英語のみ対応)を記録することで書き起こしを作成する仕組みなので、まずは字幕機能をオンにしておく必要があります。

その設定さえ忘れなければ、ミーティングが終わったところで、Tactiqが記録していたライブ字幕を簡単な操作で保存できます。

100%正確とは言えませんが、精度は今後上がっていくでしょう(それに、自力で一からミーティングの書き起こしをするという、考えただけでうんざりする作業よりは、はるかに楽です)。

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David Murphy - Lifehacker US[原文