子どもがあなたに常について回る場合、子どもが迷子になっていないか確認していると頭が痛くなってくるでしょう。
息子のルーカスは、自分の足で立てるようになった時から、自分の周囲の環境をつぶさに探検するのを自分の使命にしています。息子が興味をもったものが、私たちが向かっている方向にあってもなくても関係ありません。
そこに行きたいと思ったら、息子は走り出していました。そして、私たちの視界から消えることもありました。
ほんの一瞬でも子どもの居場所がわからなくなっただけで、母親の心臓は止まりそうになります。ですから、私たちは、素早く息子のルーカスの注意を引き、私たちの元に引き戻す確かな方法を考えなければなりませんでした。
家族の口笛を決める
映画『ハンガー・ゲーム』を見た(もしくは原作の小説を読んだ)ことがあるでしょうか? ルーがカットニスに、計画の一部を遂行した時に相手に知らせる、4つの音階の口笛を教えます。
我が家の口笛も同じような使い方をします。
大声で叫ぶのがはばかられるような状況でこっそりとコミュニケーションを取るには、最適の方法です(それにいつだって人前で大声で叫びたくはありませんよね?)。
特に小さい時は、息子はしょっちゅう迷子になっていました。
私は人前で「ルーカス!」と叫ぶのに疲れてしまいました。正直言って、そんなことをしている自分は悪いお母さんのような気になっていました。私はきちんとルーカスを見ていたのですが、子どもというのは本当にすばしっこいのです。
息子に向かって叫ぶ度に、周りの人が振り返って見るのです。すると、みんなに子どもから目を離す母親だという烙印を押されているような気がしました。
音色を変えよう
音が3回急上昇する口笛を使うと、声をまったく出さずに息子を呼ぶことができます。私が口笛を使っていても、周りの人はほとんど気に留めません。私たちは息子に、口笛の音が聞こえたら、それはすぐに戻って来なきゃいけないという意味だと教えました。
息子は反抗的なのではなく、ただ不注意なだけだったので、口笛の音を聞いたら、走って戻ってきました。私は口笛を、ショッピングモールでも屋外でも、呼び戻したい時はいつでもどこでも使っていました。
子どもにも吹き方を教えよう
私たちは息子に口笛を吹くことも教えたので、息子は口笛を吹き返すこともできました。それが「聞こえたよ、今戻るよ!」という合図になっています。
娘のマリーにも教えましたが、娘は口笛を習得するのが遅かったので、しばらくは口で口笛の音を出さなければならなかったのですが、2歳の娘が口笛の音マネをしてお父さんの注意を引こうとしてるんですから、これがすごく可愛らしかったです。
口笛以外にできること
口笛があるからといって、他の安全策が必要ないという意味ではありません。2人の子どもには、私たちの携帯電話の番号を完ぺきに覚えさせています。
本当に迷子になって、口笛が聞こえない状態になった場合は、子どもには誰か制服を来ている人を探して、その人にお父さんとお母さんに電話をかけたいから、携帯電話を貸してくださいと頼むように教えています。
しかし、ちょっとした距離で離れ離れになった場合は、口笛は声を出さずに済むだけでなく、大幅な時間短縮にもなります。
ほとんどの場合、誰も私たちがやっていることに気づきませんが、時々口笛に気づく人もいて、息子が走って戻ってくるのを見ると、目をまんまるにして「すごく賢いですね!」と言って驚きます。
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Image: Japheth Mast/Unsplash
Kristen Mae - Lifehacker US[原文]