iOS 13.5では、マスク着用時にFace IDでロック解除を試みたあと、パスコード入力画面に素早くアクセスできるようになりました。
それでも、ロックを解除しようとするたびにこの作業を繰り返すのは、楽しいものではありません。
リリース前のiOS 14.5
iOS 14.5では、Apple Watchを使ってiPhoneを自動でロック解除できるようにすることで、この問題の解消を図っています。私もApple Watchユーザーなので、待ち遠しいかぎり。
「待ち遠しい」と言ったのは、iOS 14.5がまだ正式にはリリースされていないからです。
iOS 14.5は現在、開発者向けのベータ版でテストされているところです。つまり、今すぐ試したければ、不具合を覚悟しなければならないということ。
私自身、最新の機能を試したいけど、メイン機であるiPhoneが不安定のままだと困るので、ベータ版をインストールしたり、安定版に戻したりを繰り返しています。
いくらパンデミックだとはいえ、 Face IDの便利さに慣れてしまった身には、iPhoneを何度もタップしなければロックが解除できないのは不便に感じます。
ですので、私は一足先にiOS 14.5ベータ版をインストールしようと思っています。まあ心配し過ぎる必要もないでしょう。
私と一緒に冒険したいという人のために、iOSの開発者向けベータ版のインストール方法を紹介しておきます。
iPhoneにベータ版iOSをダウンロードする方法
まず、iPhoneのバックアップをとっておきましょう。
iCloudに保存してもいいし(設定>Apple ID>iCloud>iCloudバックアップ)、iPhoneをパソコンに接続して手動でバックアップしてもいいでしょう。
ベータ版が不具合だらけで安定版に戻したくなったときのためにもバックアップは重要です。

バックアップが完了したら、iPhoneでSafariを開き、ベータプロファイルのページを開きます。iOS 14.5ベータ版のボックスにある[ダウンロード]をタップしてください。このとき、アラート画面が表示されますが、気にする必要はありません。
構成プロファイル(configuration profile)のダウンロードの許可を求めるプロンプトが表示されたら[許可]をタップします。
ダウンロードが完了したら、Safariを閉じて[設定]アプリを開いてください。
[一般]>[プロファイル]をタップし、ダウンロードしたプロファィルを探します。プロファイルをタップし、右上の[インストール]をタップします。最後に指示に従ってiPhoneを再起動すれば、この作業は完了です。

iPhoneが起動したら、[設定]をタップし、[一般]>[ソフトウェア・アップデート]をタップします。14.5 開発者ベータ版をダウンロードできるようになっているはずです(まだダウンロードが開始されていなければ)。
インストールが完了すると、[設定]>[Face IDとパスコード]に、Apple Watchを使ったロック解除機能のオプションが表示されます。
Apple Watchにもベータ版をダウンロードしよう
次に、上記プロセスをもう一度繰り返して、Apple WatchにwatchOS 7.4の開発者向けベータ版をインストールしてください。
もっとも、Apple Watchを装着していれば、それだけでiPhoneが自動的にロック解除されるわけではありません。
この機能は、パンデミックに対応するために設計されたものです。まず、ユーザーがマスクを着用していることをiPhoneが検出しなければ、動作しません。
iPhoneがマスク着用を検出し、ユーザーがApple Watch(パスコードが有効でロックが解除されているもの)を装着している場合にかぎり、iPhoneのロックが自動で解除されます。
マスクを着用していない場合は、iPhoneを従来の方法でロック解除してください。
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Image: Shutterstock
Source: Beta Profile
David Murphy - Lifehacker US[原文]