AndroidユーザーかiPhoneユーザーかを問わず、追跡やストーカー行為から守るためにAppleはもっと尽力すべきだという声が多々あがっています。
それについては私も同感です。
AirTagのコンセプト全般が気になります。果たしてストーカーなどに追跡されていることに気づけるのでしょうか。
私は、「知らないAirTag」をつけて移動しているときのために、Appleが用意したビルトインの警告のことを言っているのではありません。
その機能については、AppleのWebサイトにすべて記載されています。
スキャナーアプリで確認できる?
私の考えでは、AirTagが発する信号によってAirTagを追跡する何らかの方法があるはずです。
Appleの「探す」ネットワークに登録されているデバイスとの応答確認の一環として、何らかの方法で連絡が取られているはず。
結局のところ、AirTagはBluetoothスキャナーアプリ(おそらくLightBlueやBluetooth Scannerのようなもの)さえあれば、手動で発見できます。
追跡中のデバイスが識別されるとAirTagとして表示されませんが、少なくとも、馴染みの無い未知のBluetoothデバイスが近くにあることはわかります。
そして、理想的には、スマホをあたりにぐるっとかざすと、それがある場所を特定できる可能性があります。
AirTagのBluetoothスキャンをしていると、ID(12:c9:34:f8:a1:...のような文字と数字の文字列)が別のランダムな値に変更されることに留意しましょう。
これは意図的に行われています。
この目的は、単に信号を送信している近くのBluetoothデバイスのありかを見つけることなので、AirTagを厳密に特定することはできません(iPhoneとペアリングされていない場合は別ですが、その場合はこのランダム化は無効になります)。
私はまだAirTagを持っていないので、平均的な人が正常に実行できる可能性も含めて、まだスキャンの仕方をこれ以上詳しく説明することはできません。
不正確な情報であることは否めない
とはいえ、Bluetoothスキャンアプリを使用して他人から勝手につけられたAirTagをスキャンすることは、プライバシーを確保するという観点では、頼りになるアプローチではないでしょう。
まず、おそらくかなりの数の紛らわしい情報が飛び込んでくるはず。
「知らないAirTag」をBluetoothスキャンアプリで発見することは、そのAirTagがチャイム音を出してくれる場合よりはるかに難しいのです。
むしろ、iPhoneを持っている人は、iOS 14.5を是非インストールしたほうが良いと思います。そうすれば、この問題が発生すると、受動的に、認識できます。
Androidユーザーが他人からAirTagを勝手につけられている疑いを抱いた場合は、そのAirTagは現段階ではチャイム音を鳴らさないので、スキャナーを使用しましょう(そのAirTagをコントロールしている人が近くにいないことが前提です)。
そして、「AirTagがあなたと一緒に移動している」ことを、1週間後でなくその日のうちに知りたい人のために、Appleがはるかに強力なソリューションを思いつくことを祈りましょう。
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Source: Gizmodo, Apple(1, 2), Google Play