さんざん遅延したあげく、目的地と違う空港に降りるはめになり、空腹なのに食べ物も与えられず、駐機場で何時間も足止めされた…。

そんな経験、ありませんか? 私はあります!

このような地獄のシナリオにはさまざまなパターンがありますが、 経験して初めてわかるのが、すべての航空会社が同じではないということ。

米国の航空会社を比較してみた

これから旅行を考えている人は、毎年米国の9大エアラインを対象に行われている比較調査「Airline Quality Report」の2019年版を参考に、慎重に航空会社を選んだほうがよさそうです。

同レポートでは、未着手荷物、定時到着率、強制的な搭乗拒否(予約取消)、乗客からの不満をもとに、ランキングを決定しています。

つまり、航空会社が何らかのヘマをすると、ランキングに反映されることになります。

ワースト2の航空会社

それでは、同ランキングに基づく航空会社ワースト2を発表します!

……それは、フロンティア航空と、アメリカン航空です。両社ともに提示到着率、手荷物、顧客満足度のスコアが低く、このような結果になりました。

ベスト2の航空会社

一方、ベスト2に輝いたのは、デルタ航空とジェットブルー航空でした。特にデルタ航空は、強制的な予約取消がもっとも少なく、定時出発率で好スコアを収めています。

2017年から2018年にかけての全体的な傾向として、定時運航をのぞくすべてのカテゴリーにおいて改善が見られました。

とりわけ、強制的な予約取消は激減しました。これは、ユナイテッド航空で起きた悲しい事件により、各社が予約取消(およびオーバーブッキング)ポリシーを、考え直さなければならない状況になったことを考えると当然かもしれません。

アメリカの航空会社ベスト9

全9社のランキングはこちらです。

  1. デルタ航空
  2. ジェットブルー航空
  3. サウスウエスト航空
  4. アラスカ航空
  5. ハワイアン航空
  6. ユナイテッド航空
  7. スピリット航空
  8. アメリカン航空
  9. フロンティア航空

すでにフロンティア航空の予約をしていて、変更不可能な場合はどうしたらいいかって? そんなときは、最低でもSeatGuruを使って、予約席が快適な席かどうかだけでも確認しておきましょう。

3人席や4人席の真ん中であることが判明したら、フライトの24時間前まで待てば、通路側の席が空く可能性があります。

直前の座席変更ができるよう、航空会社のアプリをダウンロードしておいてください。アプリは、機内エンターテイメントにも重宝します(エコノミークラスでの長時間移動における注意点はこちらを参考にしてください)。

今回ご紹介した「Airline Quality Report」について、もっと詳細を知りたければ、AQRのサイトで全文が読めます。

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Image: Lemberg Vector studio/Shutterstock.com

Source: AOR, The Points Guy, ABC News

Josh Ocampo - Lifehacker US[原文