これまで、スター・ウォーズのキャラクターの特徴や映画の世界観を凝縮したメガネでファンの心を掴んできたZoff(ゾフ)が、新たなるスター・ウォーズのメガネ「STAR WARS COLLECTION」を発売しました。
劇中の印象的なキャラクターや宇宙船がテーマのメガネになっていてファンとしてはだいぶ熱いのですが、今回は普段使いもかなり重視されてるモデルなんだとか。
ということで今回はスター・ウォーズのファンではないスタイリストの方にもお話を伺って、ファン向けアイテム、日常用メガネという両方のサイドから紹介させていただきます!
フォースの使い手のみが許される剣がテーマの「LIGHTSABER LINE」

最初に紹介するのはスター・ウォーズを象徴するライトセーバーがテーマの「LIGHTSABER LINE」。テンプル(つる)の合口部分がライトセーバーのグリップ部分になっていて、そこから伸びるテンプルの芯金がライトセーバーの色になっているというこだわりよう。超カッコいいのに内側からしか見えないという奥ゆかしいデザインです。帝国に追われる身となったジェダイはおいそれとライトセーバーを抜いたりしないということかな。


ラインナップはルークとダース・ベイダーの二種。ちゃんとルーク(本来アナキン・スカイウォーカーのもの)とベイダーそれぞれのライトセーバーのグリップ部分のデザインになっているところがポイント。デザインだけでなく、実はかけ心地もいいようですよ。

今回モデルになっているベイダーを含めシス卿や尋問官などのダークサイドに堕落した者たちのライトセーバーは赤いブレードとなっているのが定番です。
ちなみにこのメガネのモデルとなっている映画でもおなじみのライトセーバーはダース・ベイダーがかつてアナキン・スカイウォーカーとして使っていたものをベースに自ら作ったものという設定です。だから、ライトセーバーでルークに引き継がれたものと似ているというわけ。このメガネのグリップ部分のデザインには、こんなに歴史が詰まっているんです。
なのでファンからすれば見たらライトセーバーだとすぐに分かるデザインでもあります。控えめながらもファンであることを主張したいという人にはうってつけのモデルなのではないでしょうか。
さて、そんな「LIGHTSABER LINE」のダース・ベイダーモデルをスター・ウォーズのファンじゃない人はどう見るか。編集部員が実際にメガネを着用し、スタイリストの川田真梨子さんに解説していただきましょう!

ーー製品のカタチ・色の印象はいかがですか?
川田真梨子(以下、川田):黒縁のウェリントンといえばメガネの定番でどんな人にも合わせやすいです。今回紹介する3本の中で一番かけやすいと思います。細めのフレーム枠で誰にでも似合うデザインです。
ーーどんな顔立ちの人に向いていますか?
川田:顔が小さい人は不向きですが、それ以外の人にはだいたい合います。細いフレームは全体的にスッキリした印象にするだけでなく、対面するひとに表情が見えやすいのでオープンな印象を与える効果もあります。
ーー実際にかけてみた編集部員の印象はいかがですか?
川田:知的なイメージを持たせつつ親しみやすさも感じられていいですね。
宇宙を駆け巡る「STARSHIP LINE」

続いては、スター・ウォーズファンの心を魅了し続ける宇宙船がテーマの「STARSHIP LINE」。ラインナップは4種。

外側から見ると絵が見えない仕様で、かけているとまったくスター・ウォーズのメガネだとはわからない! ファンであることを強く主張したい人には不向きですが、密輸業者のハン・ソロの如く、ファンアイテムをこっそりとフォーマルな職場なんかに持ち込みたい人にはもってこい。
そのハン・ソロの愛機であり、今回のメガネにも描かれているミレニアム・ファルコンは設定上、オーナーを変えながら長きに渡ってスター・ウォーズの歴史の中で活躍を続けている軽貨物船。帝国誕生以前のクローン大戦の頃にはステラー・エンヴォイという名前でしたが(『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にちょっとだけ登場)大破して、修理された後ランド・カルリジアンの手に渡りミレニアム・ファルコンと名付けられ、それからランドがギャンブルに負けたことでハン・ソロの物となって帝国を相手に大活躍。
しかし、英雄となったハン・ソロは船を盗まれてしまい、再びオーナーがころころ代わりながら最終的に辺境の惑星ジャクーのジャンク屋の持ち物となり、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で描かれた通りレイとフィンが乗り回したあとでハン・ソロの手に戻りレジスタンスと共に活躍。しかし、ハン・ソロが死亡し、相棒のチューバッカがパイロットを続けることに。
と、ちょっと書いただけでもだいぶ長くなってしまうオーナー遍歴ですが、なんと今度の最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では、元オーナーであるランド・カルリジアンが登場予定で、どうやらミレニアム・ファルコンのコックピットに帰ってくるっぽいということで、ファンとしては最高に盛り上がっているところ。
しかも、予告編を見る限り『スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で破壊されて『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では四角に変わっていたレーダー部分がメガネにも描かれている丸形に戻っていて大きな話題に。果たしてどんな活躍を見せてくれるのか、と楽しみすぎる。年季の入った貨物船なのに、めちゃ速いしめちゃ強いのがカッコいいんですよね。
そもそも、「STARSHIP LINE」のフレームに使われている高機能プラスチックは、航空機などにも使われる、軽くて丈夫な素材です。
とてもかけ心地が良く、鼻に跡も残りにくいのですが、テンプル(つる)はさらにすごくて、特許出願中の新構造(中抜きのような空洞構造)になっています。このサイドの中抜構造によって、ねじれに強く、壊れにくいという、なんともうれしい効果が。ほかにも、こめかみ付近にかかる圧力を分散させられるため、長時間の使用にもおすすめなんだとか。
熱く語らざるを得ない歴史に満ちた機体が描かれたこのメガネ、ファンサイドとしてはミレニアム・ファルコンみたいに長く使ってやりたいモデルですが、果たしてそれをスタイリストサイドはどう見るか!

ーー製品のカタチ・色の印象はいかがですか?
川田:縦幅が細いスクエアは、シャープな印象で一番ビジネス向きです。耳の当たる部分がラバーでズレにくいのもいいですね。
ーーどんな顔立ちの人に向いていますか?
川田:逆三角の顔や、丸顔に合います。あまりエラが張った人には不向きかもしれません。丸顔の方は顔の縦横の長さの比が小さく、柔らかい雰囲気が特徴的です。「スクエア」や「ウェリントン」のように角のあるフレームをかけると、メリハリのある印象となります。
ーー実際にかけてみた編集部員の印象はいかがですか?
川田:角のある分、シャープでクールなイメージですね。男性によく好まれるスクエア型ですが、女性がかけても同じようにクールなイメージを与えることができますよ。




銀河の歴史に欠かせぬキャラクターがテーマの「GALAXY LINE」

そして最後に紹介するのはスター・ウォーズの重要キャラクターが描かれた「GALAXY LINE」。ラインナップはR2-D2、BB-8のドロイド二種と、ダース・ベイダー、カイロ・レンのダークサイドに堕ちたスカイウォーカーの一族の二種。

こちらも外からはキャラクターの絵が見えない控え目デザインですが、内側の印字の色にはそれぞれのイメージカラーが使われているなど、なんとも細かいこだわりが。

R2-D2はスター・ウォーズのアイコン的な存在で映画では『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を除く全作品に登場しているキャラクター。愛らしいデザインをしていますが、共和国や帝国が滅び、新共和国やファースト・オーダーが誕生につながる銀河の激戦を数々目撃し、直接参加もした歴戦の英雄だったりします。
通常、ドロイドは変な癖がつかないように記憶を定期的に消去することが推奨されているのですが、R2-D2はいろいろな事情が重なって記憶が消去されていないので、スター・ウォーズの歴史の生き証人的な位置づけのキャラクターなのです。

しかもかなり優秀かつ忠実なドロイドで、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でデス・スターの設計図を帯びてタトゥイーンに不時着してジャワに捕まってしまった際は、なんとか反乱軍の元へと帰れるよう自分が売られる(脱出できる)ようにするため他の売り物のドロイドのR5-D4を壊しておこうとしたほどの判断力の持ち主。
しかし、壊そうとしたドロイドの話を聞いて思い直し、銀河を救う重要な任務を遂行中であるとR5-D4を説得。それに感銘を受けたR5-D4はたまたまドロイドを買いに来たルークの前で故障を偽装して、R2-D2が買われるように仕向けたのでした(実はR5-D4も記憶が消されていたけど元反乱軍のドロイドでした)……という映画ではわからなかったストーリーが小説で語られていたりします。
突然会った見ず知らずのドロイドにそこまでさせちゃうR2-D2は、頼りになる奴なんです(そして、R5-D4はいい奴……)。
さて、そんな便利なR2-D2のモデルのルックスはどうなのか、意見を聞いてみましょう!

ーー製品のカタチ・色の印象はいかがですか?
川田:一番キャラクターが立つメガネです。秋冬は服装で全体的に重い印象になりがちな季節。こうした色がきいているメガネをアクセントにするのもいいと思います。
ーーどんな顔立ちの人に向いていますか?
川田:丸顔よりは、シャープな顔の人の方が似合うと思います。逆三角顔や凛々しいクールな顔立ちが印象的な四角顔に合いますね。特に四角顔の人には、「オーバル」「ラウンド」「ボストン」のように丸みを帯びたデザインのフレームがオススメです。丸みを帯びたデザインをかけることで、硬い印象を和らげることができます。
ーー実際にかけてみた編集部員の印象はいかがですか?
川田:フレームがラウンドなので、優しい印象になっていると思います。ブルーがアクセントになって、印象に残りやすいですね。




こんな具合に、ファン向けアイテムとしてはもちろん、毎日使っていける『STAR WARS COLLECTION』。それぞれのラインでオススメの使い所や印象が違うので、一通り揃えてメガネを着回していくなんていう使い方もいいかもしれませんね。これでコレクションする自分自身への口実も見えてきた……!
今回紹介した、「LIGHTSABER LINE」は各モデル1万円(税別・標準レンズ代込・以下同)、「STARSHIP LINE」は各モデル1万2000円、「GALAXY LINE」は各モデル9000円。


そのほか、上記の「LOGO LINE」も1万2000円でラインナップ。
こちらは、テンプル(つる)の内側に“STAR WARS”のロゴが、さりげなく入っています。高機能プラスチックに特殊技術でメタルコーティングを施しており、軽いのにまるで金属のような質感です。耳にかけるラバー部分を長く設計し、汗でズレ落ちにくいのでスポーツをする方にもおすすめ。
いずれの製品も、2019年11月22日(金)から、Zoff全店舗(アウトレット除く)、Zoffオンラインストア、一部外部モールで順次展開中。
さらにZoffではレンズのオプション料金が1000円オフになるキャンペーンも2019年12月15日(日)まで実施中。レンズの傷を防ぎたいひと向けのスーパーハード・コートや、パソコン・スマホをよく使うひと向けのPCレンズ、これからの季節にマスクをするひと向けのくもりどめコートなど、用途に合わせて選んで行きたいですね。

ちなみに、今回発売される『STAR WARS COLLECTION』にはもれなく、スター・ウォーズのロゴが入ったオリジナルのソフトケース&メガネ拭き(写真右)も付属。さらに、別売りのメガネケース(写真左、各1500円)も展開されます。一番上のBB-8のものは新モデル!
スター・ウォーズの続三部作の最終章となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の前に発売となるので、劇場にこのメガネをかけて足を運んでみるなんていうのも楽しいと思いますよ!
ゾフ・カスタマーサポート
電話:0120-013-883
時間:平日10:00〜18:00/土・日・祝日は除く
Photo: Yutaro Yamaguchi
Image: Zoff
Source: Zoff