Slackは無料なのか有料なのかと疑問に思っているかもしれませんが、どちらもあります。個人的に必要とするものやビジネス上の要件に応じて、フリープランと複数の有料プランの中から選択することができます。

しかし、登録する適切なプランを選択する前に、各プランの機能を比較して理解することが不可欠です。そこで、Slackのフリープランと有料プランの違いを見てみましょう。

Slackでの共同作業

Slackは、多くの場合、コラボレーションを必要とするチームにとって最適な選択肢です。ここで言うコラボレーションは、社内のチームに限ったものではありません。

企業は、個々の顧客、ベンダー、組織などの外部の存在と歩調を合わせる必要があります。複数あるSlackのプランでは、コラボレーションのための機能を利用することができます。

1. 個人とのコラボレーション

これまでのように、ベンダーとの間でメールのやり取りを繰り返す必要はありません。Slackのゲストアカウントを活用すれば、フリーランスやベンダー、個人の請負業者をSlackという1つの場所に集めることができるようになります。

ゲストアカウントのユーザーとのコミュニケーションは非常に安全です。残念ながら、この機能はフリープランのSlackユーザーは利用できません。この機能を手にするには、Slackのいずれかの有料プランに登録している必要があります。

2. 組織とのコラボレーション

複数の組織が、手間をかけずに互いにコラボレーションを行ないながら、それぞれのSlackのワークスペース内から作業することができます。Slackコネクトを使用することで、企業は組織の枠を超えてコラボレーションを行なうことができるのです。

前述の機能と同様に、こちらもフリープランのSlackユーザーは利用できません

しかし、SlackプロビジネスプラスEnterprise Gridのいずれかを利用している場合、この機能を使ってほかの組織のSlackユーザーとコミュニケーションをとることができます。

そのため、第三者の顧客やベンダーの全員と同じプラットフォームでコミュニケーションを取りたい場合は、有料プランを利用した方がいいでしょう。

職場の生産性

効果的で透明性の高いコミュニケーションは、チームの生産性を最大化する鍵となります。Slackには、以下のような生産性に関わる便利な機能があります。

1. アプリのインテグレーション

今日、チームでは、異なるタスクに複数のアプリやツールが必要です。Slackでアプリのインテグレーション機能を使えば、Slackのインターフェースを離れることなく、様々なツール上の通知を受けたりアクションを起こしたりすることができます

SlackのAppディレクトリにアクセスし、2400種類以上のアプリから選択してSlackと統合させましょう。

フリープランのユーザーであれば、最大10個のツールまでインテグレーションが可能です。有料プランのユーザーであれば全員、Slackとインテグレーション可能なアプリの数は無制限です。

2. 会話履歴

Slackの主な目的は、組織が楽にコミュニケーションを取れるようにすることです。そのため、会話履歴は、ミスコミュニケーションの回避と透明性の確保に重要な役割を果たします。

Slackのフリープランでは、チーム全体でやり取りされた直近のメッセージ、計1万件が保存されます。

この件数を多いと感じるかもしれませんが、大規模な組織では足りない可能性があります。その場合、Slackのいずれかの有料プランに切り替えることができます。

3つの有料プランではいずれも、メッセージが無制限に保存されます。そのため、時間は経過したものの今でも重要となっているメッセージを失ってしまう心配をする必要がありません。

3. ワークスペース

Slackのワークスペースは、すべてが行なわれるバーチャルの場です。オフィスと同様、チームはここで仕事とコミュニケーションを行なうことができます。このワークスペースには、ダイレクトメッセージチャンネルツールがすべて含まれています。

フリープランのSlackユーザーのほか、プロとビジネスプラスのユーザーもワークスペースを1つ使用できます。

しかし、Enterprise Gridのユーザーは、ワークスペースを無制限に作成することができ、場合によってはプロジェクトごとに1つのワークスペースを作成することも可能です。

4. ファイルストレージ

今日、チームではコミュニケーションの際にファイルやドキュメントのやり取りをすることがよくあります。

多くの場合、コラボレーションの相手と話をする間、ファイルがすべて目の前にあると便利です。Slackでは、チームメンバー間で共有されたファイルも保存されます

Slackのフリープランでは、合計5GBのファイルストレージを利用できます。

しかし、プロ、ビジネスプラス、Enterprise Gridのいずれかのプランであれば、チームメンバーごとに、それぞれのプランで10GB20GB1TBのファイルストレージ容量が得られます。

限られたストレージ容量で十分な場合や、ファイルの保存に別のプラットフォームを使用している場合は、フリープランが良いでしょう。

Slackでのチームコミュニケーション

Slackでは、同期型および非同期型のコミュニケーション向けに様々なツールや機能が利用できます。

1. 音声/動画クリップ

Slackでは、アイデアを音声クリップとして録音したり、画面をスクリーンレコーディングで記録したりすることができます。音声・動画クリップを記録して共有することで、相手は自分の都合に合わせて対応することができます。

ただし、これらの機能はフリープランのユーザーでは利用できないため、使えるようにするには有料プランのSlackユーザーになる必要があります

2. 画面共有

同僚との通話中に、画面を共有することもできます。音声/動画クリップのように、この機能も有料プランのユーザーのみが利用できます。

3. ビデオ/音声通話

Slackの音声通話やビデオ通話で同僚とつながり、すぐにコミュニケーションをとることができます。

フリープランのSlackユーザーはこうした通話に参加することはできますが、1回の通話に2人しか入れません。一方、有料プランでは、いずれも最大15人まで通話に参加可能です。

Slackのデータセキュリティ

チームの会話では、ミッションクリティカルなデータや機密文書をやり取りすることがよくあります。

そのためSlackは、ユーザー全員に最高レベルのデータセキュリティを提供しています。フリープラン・有料プランのいずれのユーザーも、2要素認証を利用できます

Slackでは、許可された人だけがデータにアクセスできるようになっています。また、転送中・保存中のいずれの場合もデータを暗号化します。そのため、機密データの安全性については安心して利用可能です。

1. Google OAuthプロトコル

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これを使うと、ワークスペースのメンバー全員がGoogleアカウントのログイン情報でSlackにアクセスできます。

これは、ワークスペースや組織のオーナーが有効にできる機能です。有料プラン専用の機能のため、フリープランのユーザーはこの機能は使用できません。

2. SAMLを用いたSSO

このシングルサインオン(SSO)機能では、好みのIDプロバイダ(IDP)を通じてSlackを使用できます。これは、ビジネスプラスとEnterprise Gridのユーザーのみが利用できます。

3. 個々にカスタマイズしたユーザーグループ

チームでSlack上に個別のユーザーグループを作成し、チーム全体にアナウンスすることができます。これも、有料プランのユーザーのみが利用できるSlackの機能です。

Slackでスムーズなコミュニケーションを

Slackは、チームコミュニケーションのための強力なプラットフォームです。

フリープランと有料プランには、異なるメリットがあります。Slackのフリープランと有料プランの違いがわかった今、自分の組織に合ったプランを無理なく選ぶことができますね。

フリーランスや中小企業の経営者の方、あるいはビジネス上のニーズが限られている方は、フリープランのSlackがお勧めです。

しかし、チームで高性能の機能を使えるようにしたい場合や、大規模なチームを管理している場合は、いずれかの有料プランを選択しましょう。どのプランを選ぶとしても、このプラットフォームがどのように機能するかを知っておくことが理想的です。

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Original Article:Slack Free vs. Premium: Is It Worth Upgrading? by MakeUseOf