Harvard Health Publishingによると、自信は、年齢を重ねるにつれて強くなり、60歳でピークに達し、その後は失われていきます。
この報告書は、人間の一生を通じて見たときの自信の変化に関するもの。それとは別に、毎日、自信の強さは変動します。
たとえば、学校や職場でプロジェクトに失敗したり、友人や愛する人を失うと、自信を失うことがあります。
では、特に辛い状況が続くときは、どうすればよいのでしょうか?
失った自信の回復に効果的なルーティンをご紹介しましょう。
1. 朝のルーティンを作る
セルフケアに専念する定期的な朝のルーティンを持つと、生産性やエネルギーレベルが向上し、ストレスが軽減されるなど、健康に良いことがたくさんあります。
生産性を高めストレスを軽減すると、結果的に自信がつきやすくなり、心身をケアすると、ポジティブな考え方になり、自尊心を高める助けになります。
朝のルーティンは、一貫性さえあれば、自分が選んだもので構成できます。ベッドメイキング、定期的なスキンケアのルーティン、瞑想など、ささやかなことから始めてみましょう。
どんなルーティンであろうと、十分な時間を取って行うようにしてください。一日の準備をしているときに慌ただしい気分にならないようにすることです。
2. メンタルエクササイズを選んで実践する
脳の機能を高められるメンタルエクササイズを実践することで、1日の本題に入る前に、健康的な習慣を身に付けることができます。
毎日実行できるささやかなタスクを選べば、パターンが形成されて効果を実感できます。そして、日々の肯定感を素晴らしい出発点だと思いましょう。
Healthlineが公開した2020年のベストなモチベーション・アプリのリストは、まさにそれを実践する助けになりそうです。
毎日名言を提供するアプリもあれば、ユーザーの性格やライフスタイルに合わせた活動を提案するアプリもあります。
そういうメンタルエクササイズを実践することで一貫性を構築し、落ち込んだ気分を跳ね返して、気分が良い形で長く続くように仕向けていきましょう。
3. 意識的にポジティブな表現を使う
特に無力感を感じているときは、ネガティブな話をしてしまいがちですが、それをポジティブな話に切り替えるのは大変です。
しかし、そういうネガティブな思考をポジティブに変えていく方法を見つけることが、自信喪失の克服には不可欠です。
VeryWell Mindは、悲観的な気分のときにお勧めの話し方のコツを提案しています。
- 「これは私の手に負えない」とか「これは不可能だ」と自分に言う代わりに、「君ならそれを処理できる」とか「とりあえずやってみよう」と自分に言い聞かせるようにしましょう。
- 間違いを犯したとき、「私は何もうまくできない」と自分に言う代わりに、「次回はもっとうまくやれる」あるいは「少なくとも何かを学べた」ことを思い出しましょう。
- 人前で話すのが「嫌いだ」と言う代わりに、「好きではない」のような穏やかな表現を使い、「どんな人にも得意不得意がある」ことを思い出しましょう。
4. 「感謝の日記」をつける
「感謝の日記」は、自分が感謝していることのリストを、毎日あるいは毎週書き留める場所です。
感謝の気持ちを書き出す習慣を身につけると、その日にあった感謝したいことを見つけるスキルを脳が自然に身に付けます。
Robert A. Emmons博士がGreater Good Magazineでシェアしている通りです。
『広くより深く』を心がけましょう。
感謝している特定の事柄について詳しく説明する方が、多くの事柄を表面的に書き出すより効果的です。
感謝すればするほど、自分の人生には良いことがたくさんあり、自分はそれに値する人間だ、という自信を取り戻す可能性が高くなります。
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Souce: GGA, Greater Good Magazine, VeryWell Mind, Healthline, Harvard Health Publishing
Aisha Jordan – Lifehacker US[原文]