私はたった今、コペンハーゲンから飛行機でアメリカに戻ってきました(「Hack the World」シリーズの一環で旅をしています)。
腕が疲れていて、やれやれといった感じです(それどころか、目も脚も、全身がへとへとです)。年を重ねるにつれ、国際線ばかりか国内線でも、フライトのあとは、自分の体をひどく痛めつけてしまった感じがするようになりました。
夜のフライトの前日は睡眠不足がちょうどいい
そこで私は、夜の便で移動しても、多少なりとすっきりした状態で目的地に到着できる方法を編み出しました。それは「フライト前日はあまり寝ないこと」です。
しっかり休息を取った状態で飛行機に乗り込むのは、とても良いアイデアのように思えるかもしれません。ところが、さにあらず。
というのも、機内では眠ることすら難しいからです。異なるタイムゾーンに体を適応させるのは容易ではありません。
大事なのは、できるだけ上手に体をだまして、「自分はずっとそのタイムゾーンで暮らしていた」と信じ込ませることです。
飛行機の中で体と脳を騙す
たとえば、私がデンマークに飛行機で向かった際には、到着が昼前であることがわかっていました。ということは、昼前だという感覚をできるだけしっかりと体に持たせたいわけです。
飛行機に乗っている「夜のあいだ」に、少なくとも多少は睡眠が取れたという感覚を持つことがカギでした。
とはいえ、オレゴンからの便は出発が午後4時くらいと、普段の就寝時間とは異なります。
そのギャップをどうにかするため、私は「出発日前夜」に、意図的に睡眠時間を減らしました。眠ったのは3時間くらいです。
そのため、飛行機に乗り込んだ瞬間、いつでも寝られる状態にありました。
そこで、自分の座席に落ち着くと、脱力感を催す薬を飲み(お好きなものを選んでください)、軽食を口にし、音楽を聴きながら眠りに落ちました。
そうして、ヨーロッパに到着して目を覚ますころには、7時間の睡眠が取れていました。
フライト中にしっかり寝て、現地に順応しよう
自宅のベッドでひと晩ぐっすり眠ったときのようだったかと言われれば、もちろん違います。けれども、十分に休息が取れたという感覚はありました。
実際、コペンハーゲン時間で夜の11時まで起きていられたのですから。あとはそのままベッドに倒れ込み、いつもと同じくらい眠れました。
「おかげで」翌朝はいつもの時間に起床し、かなり大きな時差があったにもかかわらず、現地時間におおかた順応できたのです。
あわせて読みたい
Image: Matej Kastelic/Shutterstock.com
Claire Lower - Lifehacker US[原文]