Windowsのみ:会社のPCにはだいたい決まり切ったようにMicrosoft Outlookが入っていたりするわけですが、これはこれで使いこなしてあげるとなかなか実力派なメーラーなわけで。
今回はnuさんのコメントにお応えして、この件名の入れ忘れ防止用マクロの作成方法をご紹介します!
新規マクロの追加というのはいくつかの段階を踏んで行われる作業なのですが、この作業が全て無事に終了したのちには「件名を入れて下さい」というリマインダーが表示されるようになります(Gmailだとデフォルトで入っている機能ではあるのですが)。
マクロの作成にはまずVisual Basic macro editor(ほとんどのMicrosoft Office製品に付属)を開き、左側にあるツリービューから「ThisOutlookSession」を見つけ、マクロをエディターへとペーストします。
Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)Dim strSubject As String
strSubject = Item.Subject
If Len(Trim(strSubject)) = 0 Then
Prompt$ = "Subject is Empty. Are you sure you want to send the Mail?"
If MsgBox(Prompt$, vbYesNo + vbQuestion + _
vbMsgBoxSetForeground, "Check for Subject") = vbNo Then
Cancel = True
End If
End If
End Sub
ペーストした後、保存してマクロエディターを閉じれば、件名を忘れた場合にメッセージを表示してくれるようになります。件名を忘れた場合のみでなく、メール作成途中で誤って送信を押してしまった場合などにも効果的ですよ。
上記のPrompt$ = "Prompt$ = "Subject is Empty. Are you sure you want to send the Mail?""の「Subject is Empty. Are you sure you want to send the Mail?」の部分が表示されるメッセージですので、日本語のメッセージに切り替えたい場合はここを
「件名が入力されていません。送信しますか?」
などに置き換えておけば、メッセージは日本語で表示されるはずです。
件名忘れ対策としては他にも「Forgotten Attachment Detector」や「Missing Attachment Powertoy」。
プラグインをわざわざ入れなくても「メール作成の手順を見直して効率化を実現」の記事の内容をちゃんと実践すれば、かなり効果的ですよ!
今の時代、メールの乱れは心の乱れ、なのかも知れませんからね。
Blank Subject Warning for Outlook 2007 [CodeProject]
The How-To Geek (原文/まいるす・ゑびす)
Excel マクロ&ユーザーフォーム部品集
通勤電車で覚えるマクロ
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