Photo by Mirko Macari.

柳笛といっても、北欧の伝統音楽などで用いる横に構える柳笛(セリフロイト/ウィローフルート)ではありません。

柳の枝を使って作った、ホイッスルのような鳴らすだけの笛のことです。音階は無いのでメロディーは奏でられませんが、子どもってこういう音が出るだけの単純なものが大好きですよね。

子どもと公園に行ったり、キャンプに行ったりした時に、そこに落ちている枝を拾って、ナイフでチャチャっと柳笛を作ってあげたりしたら、父親の株がグッと上がること間違い無しです。

準備するものは、柳の枝とナイフだけ。作り方の手順も少なく簡単なので、2〜3回作れば誰でも柳笛名人になれます。いきなり指を切ったり、音が鳴らなかったりしたら、逆に株が下がりそうなので、事前に練習してから出かけましょう。作り方は動画を見ると一目瞭然なので、動画もぜひどうぞ。

[準備するもの]

・柳の枝

・ナイフ

 

[作り方]

 

(1) 手頃な柳の枝を見つけ、枝の片端を斜めにカット

茶色く曲がった柳の枝ではなく、できるだけ若くて青くて真っ直ぐなもの。

(2)孔を開ける

斜めにカットした端から5~6 cmの所を、ナイフでカットして孔を開ける。

(3) 皮を外す

斜めにカットした端から10〜15cmの所を、ナイフでぐるりと一周させ傷を付ける。傷つけた所から斜めにカットしたところまで、ナイフの柄などでトントンと軽く叩いて皮を外しやすくする。

傷つけた所を境に、右手と左手で枝を持ちギュッと捻る。

皮が外れたら、斜めにカットした方向にスライドさせて皮を外す。

(4)皮を外した枝の部分を削る

孔の辺りに垂直にナイフを入れ、そこに向かって斜めに削り込む。

垂直の切り込みの所から、さらに水平に削る。

※この辺りはムービーを参照のこと。

(5)皮を戻して、出来上がり

斜めにカットした端が吹き口です。

こういう「昔ながら」のおもちゃって、地方や世代によって違ったりして、結構面白いですよね。懐かしの手作りおもちゃネタ、なにかご存じですか?

 

The Legendary Willow Whistle [via Make]

原文/訳:的野裕子)

 

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