マクドゥーガルさんは、スポーツ科学、進化に関する研究、最高のサポート、衝撃耐性を持つ靴を使っているランニングチームやコーチから得た証言をもとに、次のように結論付けています。


このような良い靴を使っている場合のほうが、安くて技術性の低いスニーカーを履いている時よりも深刻な怪我を引き起こす

これに加えて、人間の体の本来の機能を活かすためにも裸足で走ったほうが良いという意見もあります。

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ハーバード大学教授で生物人類学を専門に研究しているダニエル・リーベルマン博士は、便利な機能が開発されるのに従って怪我が増えている現状を考え、このような結論を出しています。「今、私たちが体験する足やひざの怪我は、靴で走ることで足が弱くなっていることが原因です。これが原因で足首が回りすぎたり、ひざが痛くなるなどの問題が生じているのです。」

「1972年に現在のアスレチック・シューズが発明されるまで、人々は非常に薄い靴底の靴を履いていました。そのために足が強くなり、ひざの問題も少なかったのです。」

とはいえ、この記事を読んですぐに靴を変えないように。多くの医師が、急に靴を変えると痛みや怪我をひきおこす、と注意しているので気をつけてください。それに、私たちの足がランニングシューズで走るのに慣れているのも事実。でも、次に高価なシューズを買うときは、この話をちょっと思い出してみてください。

The painful truth about trainers: Are expensive running shoes a waste of money? [Mail Online via Slashdot]

Kevin Purdy(原文/訳:阿久津美穂)

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