100年に一度といわれる世界不況。こんな時代だからこそ、マネー力が必要です。もう国や会社には頼れない。いざというとき頼れるのは己だけ。消費者金融のCMで「ご利用は計画的に」とか「『計画的に』計画」なんてよく聞きますが、パーソナル・ファイナンスに関するブログ『The Simple Dollar』 に掲載されていた主なプラスチックマネー3種類のビギナー向け講座では
の良い点悪い点が簡潔にまとめてられていました。日本での利用で通じるところもありましたので、補足して紹介しますね。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
リボ払い専用カード【メリット】
分割払い専用のカード。買い物時に申し伝えなくても自動的にリボ払いが適用。毎月の支払額を設定した一定額に抑えることができるため、支払額の管理がしやすい。年会費無料やポイントの付与率が高いなどの特典があることが多いが、その原資は利用者が払ってると言ってもいいかも。リボ払いにせず一括返済を利用すれば、金利負担をせずに特典を受けることも可能。
【デメリット】
返済時に金利負担が発生するため、支払総額は購入額より高くなる。返済額が一定のため利用総額が分かりづらい。
デビッドカード【メリット】
都市銀行のキャッシュカードなら、ほとんど登録不要で買い物に利用できるJ-Debitが有名ですね)。決済手数料は加盟店負担で、利用者は手数料不要で利用できる。銀行口座の残高がそのまま利用可能額になっている。
【デメリット】
利用可能時間が限られていたり、ポイント等の還元率が現金決済などより低い場合がある。またセキュリティの甘さが指摘されているが、不正使用に対する補償規定がない。
クレジットカード【メリット】
利用可能店なら現金を持っていなくても決済できる。限度額が設定されているため支払管理をしやすい。独自のポイント制度を持っていれば、利用店にかかわらず利用額に応じたポイントで特典を受けられる。また、旅行での各種補償やカード保有者限定サービスも。
【デメリット】
使用できない店舗も多い。また限度額は個々のクレジットカード発行会社で管理しているため、カードを作れば作るほど利用可能額が増えてしまう(総量規制の導入も進行中)。スキミングの不安や、ネットショップ等での不正使用の可能性も。
特に知っておきたいのは、リボ払いが「元利均等返済」だということ。クレジットカードのキャッシングなどで、この「元利均等返済」と「元金均等返済」を選べるものがありますが、返済額と返済期間が同じ場合「元金均等返済」よりも「元利均等返済」の方が支払総額が大きくなるので、目先の返済額を選ぶか、返済総額を選ぶか、キチンと判断した方がいいでしょう。
使い分けのコツをお持ちの方は、是非コメントで。
Adam Pash(原文/訳:kiki)
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