その心は、節約につながるから。
無駄な出費を減らしたい! 浪費グセを直したい! そう思ったときが始め時。お財布の中身を硬貨よりお札、出来れば高額紙幣中心にしてみましょう。
というのも数学的に100ドルは100ドル。ただし1セント銅貨1万枚か100ドル紙幣1枚かによって心理的にはまったくく違います。
米誌『Journal of Consumer Research』で発表された研究報告によると、高額紙幣を持っていると買い物客の財布のひもは固いようです。いわゆる、消費傾向を予測する通称「denomination effect(通貨効果)」というもの。ポケットにあるのがベンジャミン・フランクリン(100ドル紙幣)の場合は出費を抑えることが出来るかもしれないが、アンドリュー・ジャクソン(20ドル紙幣)やジョージ・ワシントン初代大統領(1ドル紙幣)だとつい使ってしまいがちということが研究で明らかになったそうです。
消費者行動の分析結果がネタ元で詳しく紹介されています。20ドル札5枚は100ドル札1枚と等価値にもかかわらず、100ドル札は価値があって手放したくないと思ってしまうことが多々あるのは、私たちが高額紙幣を小額紙幣より過大評価する傾向にあるからとのこと。
また、大きなお金ほど崩したくない意識が生まれるとか。崩した途端、あっという間になくなってしまうような気がしてイヤ。そんな心当たりありませんか? わかる、わかるわぁ...と頷いた諭吉さんLOVEなひとはトライしてみてはいかがでしょう? 節約への第一歩になるかもしれませんよ。
Want to Save Money? Carry Around $100 Bills. [TIME]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:kiki)
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