コーヒーはサラリーマンのお供。
もうひと頑張り! というときにコーヒーで気力をチャージする機会、多くないですか? 実は、コーヒーは、仕事に効くだけでなく、陸上、マラソン、水泳など、スポーツにも効果があるそうです。
長年、カフェインは、フラシーボ(偽薬)による心理的効果だけだと考えられていたようですが、1978年から実施された研究結果で、カフェインには運動パフォーマンスの向上に対する実質的な効果があることが明らかになりました。米紙「The New York Times」の記事では、以下のようにレポートしています。
従来、運動パフォーマンスを向上させるためには、体重1kgあたり5~6mgのカフェインが必要だと考えられていました。たとえば、80kgの男性では、400mgのカフェイン、コーヒー20オンス(約567ml)相当ということになりますね。
ですが、Australian Institute of Sport(オーストラリアスポーツ機関)のスポーツ栄養学科長・Louise M. Burkeさんの研究結果によると、体重1kgあたり1mgのカフェインで効果が認められたそうです。つまり80kgの男性だと、4オンス(約113.4ml)のコーヒー、12オンス(約340.2ml)のコーラ2本分くらいで効果があるということですね。
ワークアウトのスケジュールとコーヒーを飲むタイミングを合わせることで、運動トレーニングのパフォーマンスがあがるかもしれません。マラソン大会の給水コーナーにも、コーヒーが並べられる日が来るんでしょうか?
さて、みなさんの「ここ一番!」というときの飲み物は、なんですか? ぜひともコメントでご紹介ください。
Caffeine - A Legal Performance Booster [The New York Times]
Jason Fitzpatrick(原文/松岡由希子)
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