色んな効果音が映画とかテレビ番組とかラジオで使われていますが、実はあの音って身の回りにあるものを使って録音していることが多いそうですよ。
サウンドデザイナーのDavid Filskovさんが音の制作に使える日用品のリストを公開しているのですが、なるほど、と思うものもあれば、意外すぎて信じられないようなものもありますね。本物の音の録音は、危険すぎたり、お金がかかりすぎたりと、いろいろな理由からサウンドクリエーターたちは、いままで工夫に工夫を重ねてきたわけです。でも、録音された音って不思議なもので、本物の音を録音して、それを映像に重ねると嘘っぽく見えたりもしてしまうんですよね。
例えば、雪の上を人が歩く時の音は小麦粉やコーンスターチの上を歩く音。
雪が積もる場所に住んでいる人はご存知だと思いますが、映像で見たときに人が想像するサクッサクッと音がなる雪質にはそうそう出会うものではありません。
水中爆雷の音はトイレを流す音を半分のスピードで再生したものにリバーブフィルターをかけたもの。では、宇宙人の音はどうやって録音したらよいでしょうか?
ドッグフードの缶で中身を取り出す際にかなり役に立つ音を出す種類があります。チャンキーなタイプではなく、ひとかたまりが密閉されている種類のものだと、その時に外の空気が缶の中に入る音がするのですが、このベチャっとした音はモンスターの音や宇宙人的な音として使えます。
クランベリーソースからも同類の面白い音が出るそうです。
ほう、と身の回りをぐるっと見渡すと、なんだか面白い音が出そうなものたくさんありますよね。
気になった方はぜひ色々試して見て下さいな。
効果音じゃないですが、音関連に興味のある方は音のフジワラさんなんかも覗いてみると楽しいのでは?
Epic Sound: The Guide to Sound Effects [via Make]
Jason Fitzpatrick(原文/まいるす・ゑびす)
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