こんばんは。編集委員の早川大地です。
子供のころから海外に住まない限り、言語というのはなかなかきちんと習得するのが難しいもの。ましてや学生ならともかく、忙しい社会人ともなれば語学に割く時間は1日1時間も取れればいいほうです。
そんなたかが言語、ましてアメリカ人やイギリス人なら生まれたときからしゃべってるような英語に、なんで時間をとられなきゃならないのでしょう。英語圏の人々が、やれホームパーティーだ、サーフィンだと、やっている間に、なんで僕たちは駅前留学をしなきゃなんないんでしょうか。ちょっと理不尽な気分になるのは僕だけでしょうか?
語学に時間を使うくらいなら、その分、仕事だって趣味だって、違うことに使いたい。遊びにだって行きたい。そんな、なるだけ時間を使いたくない、でも英語はやっぱり覚えなきゃしょうがない。という方に向けて、僕がやっているライフハックをご紹介です。
ブラウザのTopページを英語サイトにするまずはブラウザのTopページを「yahoo.com」、「msn.com」等、何でもいいのですが、英語サイトにしてみましょう。いままで日本のニュースサイトにしていた時は、毎朝PCを起動するたび目に飛び込んでくる事件やどーでもいい芸能ニュースををチェックして、気がつけばずいぶん時間を浪費ってしまっていたわけですが、英語サイトにしておけば、興味あるニュースは自然と英語で見るようになりますし、なにより、適当にさっくり見出しと中身を、斜め読みする力がつきます。むしろニュース自体を見なくなっても時間の節約になります。
新年を迎えて気分が新たになったのに合わせて、ホームページも切り替わったところで、次なる早川流英語習得術は以下へ続きます。
Wikipediaを英語版にするWikipediaもなるべく英語版を使用するようにします。こちらのほうがやはり項目も多く内容も豊富なので、ちょっとマイナーな用語なんかを調べるのには重宝します。ちなみに僕はブラウザのTopページもコレにしています。
即座に引ける辞書を入れるいまや、ライフハッカーにとって、PC辞書は必須です。ネット辞書もいいけど、やっぱり検索速度を考えると、ソフトウェア辞書を入れておきたいもの。オススメは「Personal Dictionary」です。試用制限なしのシェアウェアで値段も安い。ネット上には各国語に対応したデータファイルがたくさん用意されているので、その他言語もインストールしておけば、自在に多言語用辞書として使えます。
DVDを見るときには日英字幕を同時に出すDVDで英語圏の映画を見るとき、そのまま見てても、もちろん勉強になるのだけど、知らない単語やややこしい映画ならではの言い回しが結構出てくるので、リスニングだけじゃなかなか完璧にはついていけないもの。そんなときは、日英の字幕二つを同時にonにすれば、上部に英語と下部に日本語(または逆)が同時に出るのでかなり理解の手助けになります(DVDによっては対応してないときがあります)。Cyberlink社『
Power DVD』等、一部のDVDソフトが、字幕同時出し可能です。
英語版OSを使う究極的な手、英語版OSを使うというのもひとつの手です。以前は作曲用ソフトなどの専門ソフトを日本語OSで使うと、不安定になることがよくあったので、必要に迫られて使っていました。当時はその分日本語環境を構築するのに苦労していましたが、今のWindows VistaやXPなら、英語版OSでも日本語入力も簡単にできるので、だいぶハードルは低いんじゃないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。大人になってからの学習はけっこう大変ですが、こうやって日々やっていると、自然に英語に慣れてきます。さあ、これで、心置きなく休みの日は、駅前留学じゃなくてサーフィンに出かけましょう!(あ、今の季節はスキーですね。)
(ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)
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