「緊急事態です! 早くイミグレーションを通って出国してください!」

というアナウンスが流れたかと思うと、急に人っ子一人いなくなって空港内はがらがらに。

僕もわけのわからぬままあわててイミグレーションを通過、その後メールで外部と連絡をとりあってようやく事情を理解したのですが、タイの政治的デモによる空港封鎖でした。

日本へ帰れなくなくなった人たちもたくさん出て、ニュースでも取り上げられてましたが、僕もちょうどあの現場にいたのでした。

幸い、僕の便はぎりぎり飛び立つことができて、無事日本へ帰ることができたのですが、航空会社によっては同じ時間帯の便でも、そのまま空港に閉じ込められてしまった人もかなり多かったらしく、ラッキーでした。

でも、もし仮に閉じ込められたとしても平気だもんね。モバイルがあるから。

さて、全国一千万のライフハッカーでモバイラーでかつ旅好きのみなさま。

世界中のどこへいっても当然PCは肌身離さずもっていますね?

替えの下着は忘れてもノートPCは忘れませんね?

というわけで、モバイラーのための海外旅のライフハックです。

 

「電圧に注意せよ!」

基本中の基本ですね。とはいえ最近のノートPCはほとんど100V-240V対応なんで、ほぼ大丈夫でしょう。でも機種によってはアダプターは対応してても、アダプターからコンセントまでのケーブルが高電圧に対応してなかったりするので、そのあたりは要注意です。

「コンセントにも注意せよ!」

各国ごとにコンセントの形状はいろいろありますが、家電量販店なんかに行くと、世界中すべてに対応するアダプターが2000円程度から買えるので、一台あると便利です。

「USB充電機器がオススメ」

デジカメとか、音楽プレイヤーとか、ひげそりとか、できる限り、PCで充電できるやつにしましょう。コンセントのプラグも節約できるし、電圧に頭を悩ませる事がなくなります

「無線LANは必須!」

実は日本よりも、海外のアジア諸国なんかの方が普及してたりします。いまや無線LANの方が部屋ごとにADSLを引くよりも安上がりだから、台湾やタイの田舎の安ホテルでもよく設置されてるし、なんだかわからない野良電波を拾って使えたりもします。それとたいていスターバックス系列やその土地のおしゃれなカフェなんかに入ると有料で使える無線LANがあります。1時間500~1000円くらいで、その国の物価にかかわらず高いんだけど...。支払いはクレジットカード、プリペイドカードが主です。

「モジュラーケーブルも一応もってこう」

旧社会主義国なんかだと高級ホテルですら、建物はやけに豪華なくせに、みせかけばかりでLAN無線もないところが多いです。そんなときは結局電話ケーブルが頼り。緊急用に短いのがあると重宝します。Niftyだと海外ローミングもやってるので、なにかとつかえますよん。

「意外と使えるUSBメモリ」

いまやどこの国のどんな田舎にも、たいていネットカフェの一軒はあります。とはいえ、OSやメニューが現地語だったり、日本語入力ができなかったり、わけのわからないソフトがインストールされてたり、となにかと使い勝手が悪いです。そんなときはノートPCでメールを書いてしまって、USBメモリでカフェのマシンに取り込んでしまうのが便利です。あと、USBメモリにまるごとはいってしまうメールソフトThunderbird Portable」なんかもありですね。

「PC以外にPDAも」

日本ではカフェでも地下鉄でも街中でもどこでも大丈夫ですが、海外では治安の問題なんかもあって、おおっぴらにノートPCを広げられるところは結構限られてます。そんなときはPDAがやっぱり重宝します。ちょっとしたメモやブラウズは、むしろPDAの方が使い勝手が良かったりもするのですよね。

「最後はペンと絵葉書を」

最後に、海外から送るのはビジネス関係のメールだけにしましょう。恋人や親しい友人がいるのなら、当然手書きの手紙です。どんなにネットが発達して、世界がどんなに小さくなっても、旅はいつまでもロマンティックなものなんです。

ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)

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