そんな、多方面から物事を見るテクニックのひとつが「6つの帽子のテクニック」。これは、6つの帽子を被った気分で、6つの側面から決断を見てみるという方法です。
まず白い帽子をかぶり、全てのデータと今までの歴史的な情報を検討します。次に赤い帽子をかぶり、その決断で自分が何を感じるか、まわりがどんな反応をするかを考えます。黒い帽子をかぶったら、決断が及ぼす全ての悪い影響と、その決断をしないことでどんな結果になるかを検討します。ここで折り返し。
4つ目の黄色い帽子では、逆に前向きな見方をして決断によってどんないいことがあるかを考え、緑色の帽子ではクリエイティブな見方をします。最後に青い帽子はあなたのリーダーまたはそのプロセスの後ろにいる人の視点から考えます。
先述したように、実際に帽子をかぶるわけでなく「この帽子をかぶった気分で...」といろいろ考え、分析するのです。すべての帽子をかぶり終えたら、その決断を実行するか、それともやめるか、きっと考えがまとまってくるはず。みなさんもぜひお試しあれ。
Six Thinking Hats [Mind Tools]
Tamar Weinberg(原文/訳:阿久津美穂)
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