そんな疑問に答えてくれるのは、キャリアアドバイザーのペネロペ・トランクさん。「みんなの給料を公開するのは、いいこと!」と言い切ります。

みんながお互いの給料を知るようになると、働いている人それぞれが、会社にとっての自分の価値をちゃんと認識できるようになります。もし、会社側が給料の査定を100%正確におこない、その給料が明確に、働いている人の価値を表しているなら、公開して損することはなにもないですよ。
でも、給料を公開するなんて、やっぱりみんなが困りそう。給料が低い人は怒るし、給料が高すぎる人は怖がるし、そのどちらでもない人たちも、おろおろするし。でも、トランクさんが言う通り「高い給料の人には高い期待をする」というのはいいことかも。「これだけ給料もらっているのだから、もっと高度な仕事を」と堂々と言えるかもしれないし、もしも自分の給料が低く感じたら、自分の価値やできることについて、他の人と比較した上で「ここまで上げられるはずでは?」と交渉もできるし。

でも、給料の公開で社内が混乱するのは必至。みんなが自分の給料に満足する、なんてことは絶対おこらないはすだし...。このリスクを負っても、給料は公開すべきでしょうか?

以下、アンケートにお答えくださいな。

 

アンケートにご協力ください
あなたは同僚の給料を知りたいと思いますか?
はい! たぶん、それで職場内の不正を防げるし、雇用主の贔屓も正すことができるしね。
いいえ! それは嫉妬と怒りのみを生み出し、終わりのない賃金交渉の始まりになりますよ。
ある程度は...。ま、給料レベルを設定して、それをきちんと発表すべきじゃ!?
なんともいえないですね。でも、ためしに自分の職場で給料公開制やってみてもいいかと。
いや、わからないですね。というか、今のままでいいんじゃないですかね?

 

トランクさんによると、給料の公開は、みんなの仕事内容を把握できる小さな会社のほうが、大企業よりもやりやすいそう。でも、マネージャー以外に、鳥の目でみんなのことを見て、その価値を判断する、なんてできるのかな? 

この問題について、みなさんはどう思いますか? コメントをお待ちしています。

 

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Gina Trapani(原文/訳:阿久津美穂)photo by penelopejonze