ジェニファー・マクレーガンさんは『Fat: An Appreciation of a Misunderstood Ingredient, with Recipes(誤解を受けている脂肪を楽しむ本〜レシピつき)』という本で「動物性脂肪をとることは健康にものすごく悪いというわけではないのだ」ということを提唱しています。
このマクレーガンさんへのインタビュー記事によると、みんな動物性脂肪は少なくしていても、全体としてはたくさんの脂肪をとっているのだからあまり意味がないのだ、と指摘。さらにこんなことを言っています。
動物性脂肪には良い脂肪酸がたくさん含まれていて、これが病気と戦い、ビタミンを吸収するのを助け、コレステロールを下げてくれます。あなたの身体は動物性脂肪の中にある短鎖脂肪酸を燃やし、多価不飽和脂肪の中にある長鎖脂肪酸を蓄えます。動物性脂肪があなたを太らせる、というのはただの俗説にすぎないんです。
これを知ったからといって、脂肪たっぷりのベーコンで包んだ鴨肉を毎週食べても良い、というわけではありません。でも、少なくとも今後ラードや動物性脂肪を使うような料理を食べたり作ったりする時「今までみたいに動物性脂肪を避けなくてもいいかな...」と考えるきっかけにはなりますよね。
Why you should eat fat [via Serious Eats]
Kevin Purdy(原文/訳:阿久津美穂)
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