基本的にソフトウェアやWebアプリケーションの「ベータ版」は、クローズドであれ、オープンであれユーザーのコミュニティを通して、バグや欠陥を洗い出し、正式版に仕上げるためのものといわれています。また、「ベータ版」というフェーズのままで、製品に大きなバージョンアップを加えることもありません。
とはいえ、ブログ「Pingdom」の抜け目ない著者は、49種あるGoogleの公式製品の内、22種類、つまり45%もの製品が「ベータ版」であることを見抜きました。しかも、それらは、全体的なバージョンチェンジや大きなデザインリニューアルを経験しているのです。そんなふうに、「ベータ版」という制度のもとソフトを開発する会社は、いまや多く存在していますよね。
でも、開発製品を「ベータ版」から格上げしないGoogleは、テクニカルサポートの提供だけでなく大きな欠陥の告知も避けているのかもしれないと指摘する人もいます。うーん、そういわれると心当たりがないわけではないといいますか...。
どうですかね? 潜在的に欠陥が含まれている製品だけど、誰よりも早く試すことができるという風習はアリだと思いますか? それとも、多少時間はかかっても、ちゃんと完成品を使いたいと思いますか?
Why is almost half of Google in beta? [via Slashdot]
Kevin Purdy(原文/オサダシン)
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