あなたも悪いアイデアを持つことがあるはずです。誰だってそうです。Ruby on Railsの開発者、David Hansson氏は「問題なのは悪いアイデアを長く持ちすぎることだ」と言ってます。
誰かとアイデアやアプローチについて話していると、「まあ人それぞれだけどね」という言葉がよく出てくると思います。これは、「自分はこれでうまくいったけど、あなたもそうかはわからない」という意味で使います。まあ、正論ですね。あなたが編み出したノートの取り方は、あなたが使いやすいように作られているはずです。私にではありません。しかし、だからといって、あなたのやり方が私にはうまくいかないとも限りません。
「人それぞれ」思考ばかりをしていると、新しいアイデアを誰かに話したり、より良いアイデアを探すことに消極的になってしまいます。Hansson氏は以下のように言っています。
アイデアは攻撃され、引き裂かれ、再び統合されるべきものです。最初は自分のアイデアを過酷な太陽の日差しから守りたくなるでしょう。しかし、アイデアを世間に問う準備ができた頃には、雨や日差しに対する準備もできているはず。悪いアイデアは批判のストレスの下ではしぼんでしまうでしょう。
良いアイデアでさえ旬を過ぎれば姿を消します。しかし、本当に卓越したアイデアは死なず、むしろ継続的に試練を与えられることで、よりイキイキと躍動し始めるのです。
あるアイデアが自分にうまくいった時は、こう自問してください。「これは単に個人的な好みに合っただけなのか、ほかの人にも役立つアイデアなのか」と。アイデアを批判にさらし、試すことを恐れないでください。
Everything is not equally good | 37signals
Joshua Rivera(原文/訳:伊藤貴之)
Photo by Corey Templeton(Flickr)