やり場のない痛みって、辛いですよね。
食事中に頬の内側を噛んでしまったりするとできる、あの後を引く痛みの元・口内炎。放っておくとまた痛みが続くんですが、そんなときに限って、残業続きだったり、飲み会だったり、食事をおごられたり、会議やプレゼンで話さなきゃならなかったり...。
治療法としては、ビタミンBの補給、塗り薬やパッチ薬を塗るor貼る、レーザーで焼く、うがい薬で消毒するなど。民間療法的なものとしては、ハチミツを塗る、塩を塗る、トローチをなめる、うっすら血が出るくらいにティッシュでふき取るなどなど。私が子どものころには、硝酸銀の棒で焼く、なんてのもありました。これ口の中がすごく苦くなるんですよね。
とまあ、口内炎になってから、そういう治療法を探すのは遅すぎるわけで、今すぐこのしみる痛みを何とかしたい! というときに便利なのが「口腔用のウエットティッシュ」。歯ブラシが使えない方のための介護用品としても使われているもので、これで口の中を拭くとスッキリします。なので、口内炎ができて歯ブラシを入れだけでも痛い! 痛すぎる! というときにも役立つのです。
使い方としては、
・口内炎ができている周囲や、口内炎に当たる部分を拭く・口内炎の表面の白い部分を拭き取ると、応急的に痛みがなくなる
(拭いた後は、しばらくの間ソースやケチャップを口にしても、あまりしみません)
口腔用のウエットティッシュは、ポケットタイプのウエットティッシュと同じように保管できます。「八重歯があたって口内炎ができる」などという場合には、患部をガードしてくれる口内炎用パッチ薬がいいでしょう。この二つを机の引き出しに常備しておくと、口内炎が外食時にできてしまっても安心ですよ。
一般的なアフタ性口内炎は、2週間程度で治ることが多いですが、「治ったとたんにまた再発する」「長期間口内炎が治らない」というときには、歯科・耳鼻咽喉科・口腔歯科による診断を受けたほうがいいでしょう。
家庭でもできる元気印の口腔ケア&セルフケア[がんサポート]
(常山剛)
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