悲しいけどうちのオフィス、クローゼットみたいに狭いのよね。とクローゼットは揶揄や自虐に使われることもある単語ですが、LHでは違います。勝利の栄光を、君に。

人が歩いて入れる部屋型の大型収納スペース、ということで名の付いた「ウォークインクローゼット」は、クローゼットと比べ、スペースがあるため、活用範囲が広がります。コンセプト画の構想から約1年.. ダイニングルームで仕事をしていたVMware社のソフトウェアエンジニア、Chris Grossmeierさんも仕事場を「Home Office 1.0」から「Home Office 2.0」に最近アップグレード。ウォークインクローゼット(幅約1.9m x 奥行約2.43m×高さ約2.43m )をオフィスとして使い始めました。こうなるともう「ウサギ小屋=狭い」といっても捨てたもんではありませんね。

 壁面は天井高さいっぱい迄収納スペースとして使い、デスクをJ字型にするなど室内を有効活用しています。デル「U2410」(1920×1200)のディスプレイ3台にMacbook、iPad dock、ブラックベリー... 使用する機器だけ電源ON・OFFが可能な節電型OAタップ4個口(20A)が椅子の前の壁にあり、500W出力に対応できるようにしているとのこと。バックアップ電源としてUPS(無停電電源装置) も設置するなど、備えも怠りません。大半のケーブルは目立たぬように浮かせて配線し、視界や意識からうまく抹殺することができました。

修羅場の爪跡が残り、室内が無惨な状態になってもコンパクトサイズのため、掃除もさほど苦ではないそうです。究極の手段としては、ドアを閉めてしまえば隠せてしまうので、急な来客でも慌てることなく片付いた状態で迎えることができます。カスタムデスクとキャビネットは、ミネソタ州セントルイスパークにあるTechline Twin Citiesで入手し、愛してやまない椅子は、人間の姿勢を徹底的に研究し作られたSteelcase社製リープチェア「Leap」です。Flickr アカウントをお持ちの方は、仕事場の様子をこちらから詳しくご覧になることもできますので、よろしければ是非に。

しかし、給気排気を天井の通気孔などから自然に行う換気方式とはいえ、夏は高温多湿、冬は低温低湿な日本に住んでいる身としては、通気性などクローゼットの中の空気環境が気になります。夏場はエアコンをいれたり、机上の小さな扇風機で涼をとっているようですが、蒸し暑くないのでしょうか。

Compact Productivity: The Walk-In Closet Workspace [Lifehacker Workspace Show and Tell Pool]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:kiki)