あけましておめでとうございます! 編集委員の早川大地です。皆様、年末年始どのように過ごされたでしょうか。筆者は年末年始、ジャパンカルチャーを見直すべし!と思いながら、コミケやメイドカフェに足を運んでみたり、その後の仕事一発目はタイからスタートの年となりました。
さて、個人的には今年のメディア的トピックは、電子書籍とライブ・ブロード・キャスティングになるんじゃないかと思っているのですが、今回はその後者の方、昨年あたりから盛り上がってきているライブ・ブロードキャスティングに注目してみました。つまりネット生中継。AndroidやiPhoneなどモバイル機器用Ustream中継ソフトも発表されて、いよいよもってどんどんお手軽になってきました。昔ならTV局みたいな巨大メディアしかできなかったことが、個人でできてしまうのだから、筆者としても興奮しきりなのです。
いまのところイベントやトークショー、記者会見などの中継が多いですが、一部Twitter上ではDJプレイを生中継することもはやっていて、昨年12月25日には、@okadadada 氏という一人のDJが、なんと2000人以上もの観客を集めて、話題になっていましたね。ネット上に突如現れた2000人超のオオバコ!とうわけです。
国内サイトではケツダンポトフなどでは、随時イベントの生中継などを行っていますので、興味持った方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか(編集部註:昨日はお隣GIZMODO編集部と、中の人インタビューを中継してました)。
筆者は先月、先々月とインド、タイに行った際、生中継してみたのですが、現地のADSL+Wi-Fiからほとんど問題なく放送できてしまいます。これよく考えるとものすごいですよね。海外からのお手軽生中継。これからさらに場所を問わず、中継されるコンテンツが増えるのではないでしょうか。
というわけで中継のハックとお手軽解説を...。
左の写真は筆者の中継時のアイテムです。
○キャスティングサイト筆者は、たまに「Twitcam」も使いますが基本的には主に「Ustream」です。「Twitcam」の方はTwitterと手軽に連動できて便利なのですが、アーカイブファイルのエディティングや、タグ付け機能などが乏しく、総合的に「Ustream」の方に軍配があがるかな〜と思います。
○カメラ&マイクもちろんノートPCに付属していたらそれでもかまいませんが、専用のカメラを使うと一段画質が上がります。またカメラ単体だとあちこちに自在に向けられるので、その点も有利です。自分はLogicoolのQcam Pro 9000というのを使っています。こちらはマイクも内蔵しています。
以下、さらにモバイル機器を使う場合
○PCはやっぱり必要?機種にもよりますが、iPhoneなどは、カメラが後ろ側にしかついていないため、自分で録画しているところが確認できないため、どうもちゃんと放送されているか不安です。なので、別にPCを用意して、そちらでアクセスしながら、行うのが便利ですね。(カメラマンが別にいたら話は違いますが...)。
○iPhone、携帯ホルダー or ミニ三脚固定が不安定なモバイル機器の場合ホルダーがほしいところ、iPhoneだと先日発表されたばかりのnaja kingなど良さそうなのですが、現在入手は困難な模様...。そこで筆者はデジタルカメラ用のミニ三脚に立てかけています。
あと、当たり前なのですが...
○PCを持ち出すことになるので水ぬれ、落下には要注意です!なんでこんなことを言うかというと、筆者は、先日タイで野外パーティーを中継していた際、うっかりワインをキーボードの上にこぼしてしまったのでした...。まさに放送事故でした(PCは無事でした)。
というわけで、これからも皆のアイディアで面白いコンテンツが生まれるのが楽しみですね。
(ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)