米誌「Scientific American」の記事によると周りの騒音によりストレス負荷が高くなる人は結構いるそう。外から騒音の刺激を受けるとストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害するとのこと。これにより、明確な思考や情報の記憶に悪影響を与え集中力を損なわせてしまうことが多いそうです。こうなってしまうと、仕事の生産性にも影響を与えてしまいますね。
まずは、仕事場が自分にとって集中しやすい環境かどうか改めて見直すことからはじめてはいかがでしょう? 音に敏感な人は、エアコンやファンなどの小さなノイズですらも、できるだけ減らす方がよいそうですよ。
ストレス負荷の軽減のみならず仕事の生産性維持・向上のためにも、騒音対策は必要のよう。このほか、騒音対策としては、毒をもって毒を制す式にノイズを打ち消してくれる「SimplyNoise」やお好みのネイチャーサウンドにできるiPhoneアプリ『Custom Sounds of Nature』などもありますよ。ご自身のノイズへのストレス耐性をチェックした上で、いろいろ工夫してみてくださいね。
How does background noise affect our concentration? [Scientific American via Boing Boing]
Kevin Purdy(原文/松岡由希子)