米紙「ニューヨークタイムズ」では、米バーモント大学のある研究結果について紹介しています。

 

36名の被験者のうち無作為に抽出した20名にのみテレビの視聴時間を半減させ、3週間モニタリングしたそう。すると、後者のグループでは一日あたりのカロリー消費が120カロリー増えるという結果が出ました。これは1週間で換算すると、8マイル(約12.9キロ)のウォーキングに匹敵するカロリー消費です。

視聴時間を半減させられた人のうち、何名かは、犬との散歩時間が長くなったり、ヨガレッスンに通い始めるなど、運動する時間が明らかに増えたそうですが、ほとんどの被験者はテレビに充てていた時間を定期的な運動に使ったわけではないとのこと。写真のアルバムを作ったり、読書したり、子供とボードゲームしたりして過ごしていたそうです。

この研究では、このようなちょっとした生活行動の変化が意外にカロリー消費に影響を与えるようだと考察しています。テレビを観るよりも、読書や創作活動、仕事のほうが多くのカロリーを燃やせるとのことですよ。

年末年始は食べすぎ飲みすぎでウエイトコントロールが難しい季節でもありますね。「ちょっと太ってきちゃったな」と感じたら、まずはテレビを消してみてはいかがでしょう。思いのほか、ダイエットに効果アリ、かも!?

How Less TV Changes Your Day [NYT]

Adam Pash(原文/松岡由希子)