米誌「Scientific American」では、正しい答えに至るまでの試行錯誤のプロセスこそが、学習効果を上げると指摘しています。
米UCLAのある実験では、子供たちに、"Factory"と"Plant"など、関連する語を結び付けさせるテストを実施したところ、最初から答えを与えるよりも、まずは自分なりの答えを考えさせてから正しい答えを示したほうが、高得点になったそう。つまり、"失敗は成功の母"。間違える機会を与える方が学習効果が高いということのようです。
たしかに数十年前の自身の学生時代を振り返っても、間違えたこと・苦労したことのほうが、サラっと順調に進んでしまったことよりも記憶に残っているもの。子供への教育のみならず、今の自分の学びの姿勢に関しても、"急がば回れ"の精神が大切のようですね。答えらしきものにすぐ跳びつかず、自分でじっくり考え、自分なりの仮説を持ってから正しい答えに臨むこともときには必要かもしれません。
ライフハッカー過去記事「自分の学習スタイルに合った生産性向上のコツ」や「失敗しても、また頑張ろうという気になる9つのコツ」なども参考に、ご自身の学びスタイルを一度見直してみてはいかがでしょう?
Getting It Wrong: Surprising Tips on How to Learn [Scientific American]
Adam Pash(原文/松岡由希子)