完璧なるコーヒー豆を、完璧なる分量でコーヒーメーカーにセットしたとしても、フィルター選びが間違っていたらおいしいコーヒーは淹れられないんだそうです。たくさんのバリスタを育てたトレーナーのErin Meister氏がそう言ってるんだから、間違いありません。
ではフィルター選びにあたって、初心者がチェックすべきポイントはどこでしょう。Erin氏によれば、フィルターは大まかに以下のような種類があるそうです。
- フィルターの底の形は、円錐形か、底がまっすぐか。
- 使い捨てのペーパーフィルターか、洗って使うペーパーレスフィルターか。
まずフィルターの底の形については、使用するつもりのコーヒーメーカーで使える形を確認したうえで選びましょう。
使い捨てフィルターにするか否かは、「環境への配慮」と「己のメンテナンス能力」を秤にかけて選ぶしかありません。そのうえで、使い捨てのペーパーフィルターを選択した人には、Erin氏から以下のようなアドバイスが:
ペーパーフィルターを使う場合、とくにChemexやMelittaの手でお湯を注ぐドリップ式コーヒーメーカーを使う場合に注意がひとつあります。
コーヒーの風味をきちんとカップに落とせるように、ドリップする前にフィルターに熱湯を注いで濡らしておいてください。
とのこと。また、ペーパーフィルターには漂白した白いものと無漂白の茶色いものがありますが、それについては以下のようなご意見をお持ちだそうです:
コーヒーマニアの間で熱い論争が続く「漂白のものがいいか、無漂白のものがいいか」という問題ですが、まぁ、個人的にはどっちもあんまり変わらないような気がしています。
なるほど。よく考えればすべてのコーヒーは間違いなくフィルターを通過することで出来ているわけですから、フィルター選びが豆選びに匹敵するほど大事だっていうのは、非常に納得です。
他にも「コーヒーに関して初心者はここを見落としがち」っていう注意ポイントをご存知の方がいたら、コメント欄でぜひとも教えてくださいね。
The CoffeeMeister Talks Coffee Filters [Slashfood]
Kevin Purdy(原文/訳:吉川晶子)