3ドルのセール品のバックパックを買う時に、郵送されてきた「バックパック20%割引」のクーポンを出したら「そのクーポンはセール品には有効ではない」と言われてしまったけれど、そんなことはクーポンにもチラシにもどこにも書かれていなかったのが、ことの発端。お店の人は「前からそういうシステムになっているんです」と主張したけれど、それでは納得がいかない...ということで口論になり、最終的には店長が「もう頭痛がするからいいです」ということでクーポンを有効にした、という話です。

これを聞くと「たった3ドルの商品の割引でそこまでやるの?」と思うかもしれませんが、ドナさんが大切にしたかったのは、「企業が筋を通すこと」。この場合は、チラシにセール品は有効ではない、と書くべきだし、ドナさんがお店に行った動機はクーポンを使うことだったのだから、なおさらです。「例えば冬のコート20%割引のクーポンを持って赤いコートを買おうとしたら、お店で『赤いコートにそのクーポンは使えません』と言われたら怒るでしょう?

「今回の件は、金額に関わらず、それと同じなのです。私は企業に約束を守ってほしいだけ」(ドナさんのブログより)

でも、そこまでお店にクレームをつけるのはちょっと気が引ける...という人も多いはず。お国柄とか土地柄によって、値引き交渉に対する意識はそれぞれでしょうけど、頑張りや頑張った時間に見合うだけの額かどうか、という点は考慮に入れておいたほうがいいかもしれません。1ドル節約するのに1時間もかかっては、時給1ドルってことですもんね。

みなさんだったら、1ドル(まあ、100円ですね)安くなるんだったら、どのくらい頑張ります?

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Why I Fought to Save Three Bucks (and Why You Should Too) [Get Rich Slowly]

Adam Pash(原文/訳:阿久津美穂)

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