余ったペンキをちゃんと保管しておく、だって? 日曜大工の専門家諸氏にとっては、たいして自慢もできない上に、さほど魅力的なテクニックでもないことは確かです。でも、この方法を知っておけば、お金を節約できるし、塗るモノにきっちり合った珍しい色味のペンキの最後の一缶であったとしてもそれをちゃんと保管しておくことができるんです。

ペンキを適切に保管しておくためのキー・ポイントは、次のようなことです。すなわち、密封できる容器に入れておくこと、そして温度の激しい変化を避けておくこと、この2点です。「National Paint and Coatings Association」(全米塗料塗装協会)によると、さらに保存期間を最大限に延長するためには、次のようなことが重要だ、と述べています。

 

  1. 開けたペンキ缶はプラスチック・ラップで覆っておくこと。
  2. フタはしっかり閉めて、漏れないようにすること。
  3. 缶を逆向きに置いておこう。ペンキ自体が自然に膜をつくってそれがシールドになります。
  4. 缶は逆向きに、そしてペットや子どもの手が届かず、凍結しない温度の場所に保管しておこう。

もう1つの、ペンキの無駄を最小限に抑える方法は「そこを塗るのにどの程度のペンキが必要か予め計算しておこう」というものがあります。こうしておけば、まさに必要な量だけを買うことができますね。

ペンキが余ったんだけど後から補修のためにそれを保管しておきたい、でも、缶の底にほとんどあるかないか程度しか残っていない、なんていうときには「小さな保存容器に大理石といっしょに保管しておく」なんていう方法もあります、こうしておけば空気に触れる面積を最小限に抑えることができるんです。ペンキ塗りの、あるいはペンキ保管のトリックをもっと他に知っている、ですって? じゃあ是非コメント欄で教えてくださいね。

How to Dispose of Paint [HowStuffWorks]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:粟野雅子)