裸足で歩くことは体の痛みや不調を軽減する」と研究でも証明されています。今までも、「高価なランニングシューズが不必要な理由」という記事を紹介したこともあります。

では、一体裸足のどこがそんなに良いのでしょう?

今回は、その辺りを解明していきましょう。

  

最近、小さな成長期の子どもと同様に、大人も裸足で走るべきだという説が提言されています。ですから、多くのランナーがハイテクシューズを脱ぎ捨て、裸足もしくは靴底の薄い靴(NikeのFree、NewtonのAll Weather、VibramのFiveFingersなど)で走っているのです。

靴を履かないと、一体どんな効果があるのでしょう?FiveFingerの生みの親であるVibram社のTony Post氏はこう言います。

裸足で走ると、ショックを吸収するために足を曲げるのです。かかとが分厚いと、ストライド(歩幅)を長くして、かかとから地面に足を付いて、足が地面に着地する際のショックを吸収しようとします。ですが、裸足で走ると、かかとから足を地面に付くことができません。自然とストライドは短くなり、足の外側か土踏まずの辺りが最初に地面に付きます。土踏まずを平にして衝撃を吸収するために、足を内側に回転させて前に進みます。そして、バネの押し戻す力で足を上げ、地面を蹴って走るのです。

また引用元の記事では「この30数年の間に、クッション性の高いシューズがどんな怪我も防いでこれなかったのが、何よりの動かぬ証拠だ」とも言っています。

うーん...確かにそう言われればそうですが、街中で走る人にとっては裸足で走るのはなかなか難しいですよね。とりあえず、一番裸足に近そうな「VibramのFiveFingers」で試しに走ってみて、裸足ラン体験をしてみるのがいいかもしれません。裸足 or 裸足的な靴で走った人は、感想や違いをぜひ教えてください。

To Run Better, Start by Ditching Your Nikes [Wired]

Adam Pash(原文/訳:的野裕子)