賞味期限、消費期限、販売期限など...。商品には様々な期限がありますね。しかし、結局、食べられる期限(もしくは使える期限)はいつまでなのでしょう?
食品に関する期限について説明した冒頭の動画では、表示されている期限にこだわり過ぎないことがポイントと述べています。また、明記されている期限は安全性ではなく品質の観点で設定されているということも覚えておくとよいですね。通常、商品は販売期限から4~5日程度は大丈夫とのこと。
食品・製品ごとの「食べられる目安」は以下にて詳しく。
■乳製品牛乳は消費期限から2~3日は問題なし。ヨーグルトは消費期限から数週間は食べられるそう。
■卵パッケージに明記されている日付から5週間は大丈夫。念のため鮮度をチェックしたいときは、水の入ったグラスに卵を入れてみるとよい。鮮度がよければ沈み、悪ければ浮かぶはず。
■レトルト缶技術的には永久に食べられる。ただし、缶が腐っていたり凹んでいるものには要注意。
■肉・魚購入後2日以内に冷凍すれば、表示されている消費期限にかかわらず長期保存ができる。牛・ラム・豚は1年、ミンチは4ヶ月は大丈夫。ちなみに、白身魚は6ヶ月、鮭は3ヶ月以内に食べよう。
■ビール問題は味だけ。アメリカのビールの製造コードの読み方は、最初のアルファベットが製造月。Aが1月で順にアルファベットが製造された月を表す(Mが12月)。次の4桁は製造日と製造年で最後の2桁は製造された州名だ。例えば「A0699MA」は「1999年1月6日マサチューセッツ州で製造」という意味。
■ソーダ味は落ちるが、腐ることはない。タバコも同様。
■処方薬米ハーバード医大によると、薬の期限は効果や安全性の保証期限を表しているわけではない。冷蔵庫など涼しい場所に保管しておけば、数年はもつ。
■ビタミン剤ケースバイケース。米食品医薬品局(FDA)によると平均4~5年は成分が安定しているというが、パッケージや保存温度によってばらつきがあるそうだ。
■コンドーム古くなると弾力がなくなり、破れやすくなる。
■乾電池1~2年入れっぱなしの懐中電灯は電池が切れてしまっているかも。カメラのバッテリーも同様。
暑い季節は、食中毒などにも注意が必要ですね。怪しい食べ物は念のため匂いを嗅いでみて、変な臭いがしたらためらわずに捨てるなど、表示期限に頼らず、自分自身の嗅覚もときには活用するとよいですね。これらのコツを参考に美味しく安全な食生活を送りましょう。
Everything You Always Wanted to Know About Expiration Dates [Minyanville via Consumerist]
Azadeh Ensha(原文/松岡由希子)