アウトドアにもおすすめカセットコンロの記事をROOMIEよりお届けします。
アウトドアや1人キャンプなどを楽しむ人が増えている昨今、需要が高まっているカセットコンロ。
家庭での鍋料理・卓上調理をする時にも使われていますが、ガスや電気が使えなくなった非常時の防災グッズとして一家に一台は備えておきたいものですね。カセットコンロには、目的・用途によって、さまざまな種類があります。
まず、家庭用カセットコンロとアウトドア用カセットコンロは違います。 さらにサイズやデザイン、最大火力や耐寒性、お手入れのしやすさ、安全機能や補助機能など、選び方のポイントはさまざま。
カセットコンロの選び方から、おすすめのおしゃれなカセットコンロまでご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
■この記事の監修者

ナベヤナオアキさん:
1981年生まれ。アウトドア歴20年。現在はフリーランスとして活動。企画編集・WEBディレクション、最近はライブ配信などを行なうプロデューサー。焚き火好きがこうじて薪(まき)ストーバーとなる。アウトドア、音楽配信、サウナ、アートなどをライフワークとする。
■目次
・家庭用カセットコンロとアウトドア用カセットコンロとの違い
・アウトドア用カセットコンロは屋内では使えない!
・カセットコンロを選ぶ際、押さえておきたいポイントと注意点
・家庭用でおすすめのおしゃれなカセットコンロ10選
・アウトドア用でおすすめのおしゃれなカセットコンロ10選
カセットコンロの選び方
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家庭用カセットコンロとアウトドア用カセットコンロとの違い
一口にカセットコンロと言っても、家庭用に作られたもの、アウトドア用に作られたものでは機能や装備が違います。
アウトドア用カセットコンロは屋内では使えない!

アウトドア用カセットコンロを購入すれば、屋外でも屋内でも併用できると思われるかもしれません。
多機能な製品は実際に併用できるものもありますが、基本的にアウトドア用には「立ち消え安全装置」が付いていないため、屋内での使用が禁止されています。
排気するガスも多く、火力も強いことから火災の発生やガス中毒になることが危惧されるため、屋内で使用する場合は家庭用のものを選びましょう。
カセットコンロを選ぶ際、押さえておきたいポイントと注意点
サイズ
家庭用・アウトドア用ともにカセットコンロのサイズは多種多様。
大人数での使用がメインなら、幅60×奥行40cm程の大型サイズを選びましょう。その際、薄型のモデルの方が鍋がグラつきにくく、鍋の中身も取り出しやすいためおすすめです。
1人での使用や災害時などの備えには、コンパクトな幅30×奥行30cm以下のものがスペースも取らず、持ち運びにも便利なため適しています。
最大火力・耐寒性
一般的に家庭用カセットコンロは屋内での使用が想定されているため、風よけや耐寒機能が付いておらず、火力も高くありません。その代わりガスの消費量が少なく安定した火力の供給をしてくれます。
アウトドア用カセットコンロは製品によって火力の強さや風よけ・耐寒性のグレードが異なるため、自分の用途や予算と相談して製品を選んでみてください。
お手入れのしやすさ(材質や構成)
頻繁に使うことが想定されるなら、お手入れのしやすさも大きな選定基準になります。
カセットコンロは、どうしても油はねや食べこぼし・吹きこぼれなどの汚れがついてしまいがち。シンプルなモデルや、パーツを取り外してお手入れができる製品がおすすめです。
プレートや汁受けなどにフッ素コート加工が施されていると、よりお手入れが楽になります。
安全機能や補助機能を確認
アウトドア用、家庭用ともに安全性の高さは大切です。ガスボンベの着脱方式がマグネット式のカセットコンロだと、着脱も簡単でガス漏れの心配がなく、安全に利用できます。
カセットコンロの過熱時や、圧力がかかり過ぎた場合に自動でガスボンベが外れる感知機能が付いている製品もおすすめです。
デザイン
機能性や安全性も大事ですが、デザインも注目したい点です。
シンプルなものからデザイン性の高いものまでさまざまで、家庭用ならインテリアや食器とのマッチング、アウトドア用ならキャンプ用品とのマッチングを重視すると良いでしょう。食卓も華やかになりそうです。
ガスボンベの種類
ガスボンベには、カセットボンベ(CB缶)と、アウトドアボンベ(OB缶)の2種類があります。
CB缶やOB缶の両方に、ノーマルタイプだけでなく、ガスの配分が調整されたパワータイプのものもあるため、用途に応じて利用しましょう。
おしゃれなカセットコンロのおすすめ20選
カセットコンロの選び方について紹介しました。次に、おすすめのカセットコントを「家庭用」「アウトドア用」と分けて、それぞれ10点ずつ紹介します。
家庭用でおすすめのおしゃれなカセットコンロ10選
カセットフー 達人スリムII

少人数の使用にあったコンパクトなカセットコンロで、値段も安価ながら十分な性能を持っています。
置き面積も最小限かつ、テーブル面からの高さもわずか7.7cmのため調理する時や食事の時も便利で使い勝手が良く、一人暮らし、少人数の普段使いにおすすめの1台です。カラーはオレンジゴールド1色となります。
アモルフォ プレミアム

吹きこぼれなどで炎が消えても、センサーが感知して再点火してくれる、再点火型立ち消え安全装置や、消し忘れても安心な圧力感知安全装置などが備わった、家庭用カセットコンロのなかでも最上級の部類と言っても過言ではない製品です。
著名なデザイナーによる設計のため、飽きがこないシンプルかつ美しいデザインになっています。
クッキングファイヤーカセットこんろ GC-TH1

場所を取らないコンパクトなボディーが特徴で、土鍋を使っても中身が見えやすい卓上カセットコンロです。他商品と比べてリーズナブルな価格となっており、試しにカセットコンロを使用してみたいという方にはおすすめの商品です。
カセットガスはマグネット式で取り付けることができるため、操作ミスの心配がなく初心者の方も安心です。
Home&Camp バーナー

五徳(鍋などを置く部分)をたたむことができるので、一般的な卓上コンロに比べて場所を取らずに直立させて収納することができます。
円筒状のスタイリッシュなデザインのため、アウトドアカセットコンロとして使う際はリュックサックのなかに入れて持ち運びすることができます。
展開時にはロックピンで固定されるため安定感があります。メーカーから断熱シートが別売りで販売されているため、テーブルや床の焦げが気になる場合は併用するのがおすすめです。
Kovea Cube(コベア キューブ)

Kovea(コベア)という韓国のメーカーの、「Cube」という製品です。名前の通り四角いデザインで、シンプルで無駄のないデザインがおしゃれで印象的ですが、最大の特徴はその軽さにあります。
本体はたったの750gで、持ち上げて移動する時や片付ける時にも便利で安全です。五徳が着け外しでき、掃除も簡単なため、おすすめの家庭用カセットコンロです。
テーブルトップBBQグリル

大人数のパーティーなどで活躍してくれること間違いなしの2バーナー×2グリル式のカセットコンロです。底面がフラットなので扱いやすく、バーベキュー調理に最適なグリルプレートが付いています。もちろん、プレートを取り外し五徳で使うことも可能です。
強い加熱能力に加え、水皿が深い構造のため、屋外の風の影響を受けにくく、屋外での使用も十分可能ですが、一般的なカセットコンロよりもサイズが大きく、また重量があるため持ち運びの際には車などあると便利です。
SAG-RS21B

赤と黄色の2色があり、ポップなカラーで食卓に彩りを与えてくれます。平プレートと2色鍋用のプレートが付属しており、焼き調理だけでなく、煮込み料理や火鍋などにも最適です。
かわいいメーカーロゴが入った専用トートバッグが付いており、持ち運びもできるためアウトドアにも使用できるおすすめのおしゃれなカセットコンロです。
カセットフー 雅(MIYABI)

黒を基調としたクールなデザインが、洗練された和の空間を演出してくれる、「カセットフー 雅(MIYABI)」は、和風薄型カセットコンロとして「Iwatani」より販売されています。
高級旅館でも実際に導入されている製品で、食卓が華やかになること間違いなし。鍋料理に最適ですが、焼き肉や鉄板焼き、たこ焼きなどのオプションアクセサリーにも対応しています。
クッキングファイヤー カセットこんろ mini

「グリーンウッド」から販売されているカセットコンロのなかで、1番軽量で小型なカセットコンロです。サイズに見合った火力なので、屋外での使用はせず、室内のみで使用される方におすすめです。
また、事故になる危険性のある放射熱が逃がせない鍋を置けないように防止ガードが付いているため、安全性も高いカセットコンロとなっています。
魔法の炭で焼くコンロ 「けむとうなかぁ~」

バーナー本体に触媒を用いており、直火(じかび)を遠赤外線に変化させることによって、焼き料理ではよりジューシーな焼き上がりを実現するとともに、油によって発生する煙を抑えてくれる、無煙ロースターを実現した製品です。
名称にコンロとありますが、点火装置が付いていないため正確にはコンロではなく、マッチやライターなどの着火剤が必要になる点には注意してください。
アウトドア用でおすすめのおしゃれなカセットコンロ10選
ポータブルガスカセットコンロ ヒバリン

火鉢と七輪(しちりん)を組み合わせたネーミングで、かわいい見た目とかわいい商品名が特徴的なカセットコンロです。本物の火鉢さながら中央がへこんでおり、バーナー部分を取り囲むような形状をしているため風に強く、燃焼の継続力が強いことも特徴です。
カラーは赤と黄色の2種類があり、アウトドアだけでなく屋内でもおすすめのカセットコンロです。ガスボンベは専用のものが必要になるので、ご注意ください。
フォールディングキャンプストーブ

ハンドルが付いた折り畳み式で携帯性が高く持ち運びしやすく、収納時は一見カセットコンロだとわからないほどコンパクトでスタイリッシュな本体や、ステンレス製のヒートシールドは強い高級感を与えるデザインとなっています。
カラーは黒と白の2種類で、アウトドア・インドアを問わず使えるコンロになります。
カセットフー タフまるJr.

コンパクトかつ高火力なことが最大の特徴で、ソロキャンプや少人数に適しています。
特許登録済みでもある「ダブル風防ユニット」が搭載されており、鍋や調理器具の形状・大きさに左右されることのない安定した燃焼を実現。
カラーはオリーブの一色で、ミリタリーチックなデザインがキャンパー心を刺激する製品です。付属する専用キャリングケースも伴い、強い耐久性と耐荷重を誇っています。
カセットフー マーベラスII

取手が付いたトップカバーが、そのまま大きな風防になります。3.5kW (3,000kcal/h) の高火力で、さらに炎口も282個あるためかなり風に強く、安定した燃焼を実現してくれるため、キャンパーに愛されている製品です。
別売りの専用アクセサリーも豊富で、たこ焼きや鉄板焼きを行なうこともでき、これ1台ですべての用途に使えるため、キャンプにひとつあると便利なアイテムです。
2バーナー ST-527

新富士バーナーのアウトドア製品ブランド「SOTO」から販売されている2バーナータイプのカセットコンロ「ST-527」です。2口のコンロで、大人数や家族でのキャンプに最適の製品です。
左右に付いた風防は便利で取り外しもできるため、お手入れも簡単です。別売りの専用アクセサリーに、スタンド台やウォータージャグもあります。
スタンドBBQグリル

2バーナー×2グリルで2WAY使用が簡単にできるカセットコンロです。タイヤ付きスタンドは折りたたみ時にはそのままキャリーになるため、持ち運びも楽です。
バーベキューや焼き肉に適したグリルプレートが付いており、風に強くムラのない高い加熱能力があり、火力調節も自在にできるため、野菜や魚介類もおいしく焼いてくれます。もちろんプレートを外して五徳での利用も可能です。
パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ

アメリカ発の大手キャンプ用品製造・販売業者である「Coleman(コールマン)」から販売されているツーバーナータイプの製品です。本体はキャリーハンドル付きで、折りたたんでスリムに持ち運びすることができ、耐風性に優れ、高い火力を誇っています。
ガスボンベや、OD缶(アウトドアボンベ缶)が必要になるため、ホームセンターやネット通販などで購入してください。
ST-310

アウトドア製品ブランド、「SOTO」より販売されている「ST-310」は、登山やトレッキングで使う人向けに作られた製品で、無駄の一切ないとてもソリッドな外観、また350gと超軽量で持ち運びもしやすく、低温にも強く、上級者に愛されている製品です。
もちろんキャンプやツーリングなどのちょっとしたアウトドアにも使えます。
FUSION Trek(フュージョントレック)SOD-330

本体は182gと超軽量で、アウトドアボンベ(OB缶)に接続してガスを供給して使うタイプになっています。点火装置が付いておらず正確にはカセットコンロではないため、点火にはライターなどが必要な点は注意してください。
ソロキャンプや登山、トレッキングなど荷物を極力減らしたい時におすすめの製品です。
ST-320

本のように折りたためるBOOK型の斬新なデザインで、高機能かつコンパクトなボディーを実現しています。収納時には厚さ25mmという薄さになり、持ち運びに場所を取りません。重さも380gと軽量なため、ソロキャンプや荷物を減らしたい方におすすめです。
バーナー部は2枚のガードで保護されているため、頑丈でパッキングもしやすいメリットがあります。
カセットコンロを使用する時の注意点
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カセットコンロを使用する際には火災にならないよう、以下のことに注意しましょう。
【屋内で使う場合】
- ガス中毒にならないようしっかりと換気する
- カーテンやソファなどの布製品から十分離して使用する
- 壁からも15cm 以上(推奨)の距離を取る
【屋外で使う場合】
- 落ち葉やテントなどに引火しないよう、設置する場所には十分注意する(専用のスタンド台や、机の上に設置するのがベスト)
- ガスボンベを車中や日の当たる場所に置かない
- カセットコンロでのバーベキューは専用のもの以外は行なわない
- カセットコンロを覆うような大きな鉄板や鍋を置かない(十分に熱を逃がすことができず、放射熱でガスボンベが熱され爆発してしまう恐れがあります)
【屋内・屋外 共通の注意点】
- IH調理器やストーブなどの熱源の近くで使用しない
- 2つ以上並べて使用しない
・使用の前にガスボンベがしっかりとセットされていることを確認してから点火する(ガス漏れから引火の恐れがあります)
・製造日から7年以上経過しているものの使用は控える
まとめ
カセットコンロは、1人で使うのか、多人数で使うのかで必要な大きさや火力も変わってきます。屋内のみでの使用か、屋外でも使用するのかなど、自分の用途にあった理想のカセットコンロを見つけましょう。
便利で簡単に使えるカセットコンロですが、商品情報や取扱説明書を必ずしっかりと読み、大事に至らないように注意して使用することもお忘れなく!
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