ビジネスパーソンとしては、いけてるオフィスで働きたいものです。話のネタになるようなオフィスなら、なおのこといいですね。

そんななか、建築家の故・黒川紀章氏が設計した、メタボリズム建築の名作とされるカプセル型マンション「中銀カプセルタワービル」の中で働くチャンスが飛び込んできました。

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Photo: 蔵プロダクション

「中銀カプセルタワービル」といえば、都市の変化とともに新陳代謝するという思想の「メタボリズム」を代表するマンション。140戸のカプセル型ユニットが2本のタワーにらせん状に並ぶその外観や、近未来的なカプセル内部はとても特徴的で、国内外から毎日のようにファンが訪れる人気観光スポットとなっています。

シェアオフィスの新会員を募集中

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Photo: 蔵プロダクション

老朽化が進む「中銀カプセルタワービル」では現在、この名建築を保存・維持するための活動が行われており、その実践のひとつとして、いくつかのカプセルsw会員制シェアオフィスとしての活用が行われています。今回、そのシェアオフィスのひとつで欠員が出た関係で、3月からの新会員を募集中

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Photo: 蔵プロダクション

シェアオフィス運営者で「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」代表の一級建築士・いしまるあきこさんによると「現在は女性の会員が多いため、女性の方も安心してご応募ください」とのこと。6階の窓からの眺めも良く、オリジナルのユニットバス、収納や机も良い状態で残るカプセル。この建築のシンボルである丸型ブラインドや機器類も復元しつつ、エアコンなど必要な設備もある、貴重な一室だといえます。

会員になることができるのは人数1名と狭き門ではありますが、いけているオフィスを探しているという方は、応募してみてもいいのではないでしょうか。締め切りは、2月11日(日)まで…!

シェアオフィスとしての使い方は?

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Photo: 蔵プロダクション

24時間を3つの時間帯(24時〜8時、8時〜16時、16時〜24時)に分けたタイムシェア方式で、会員はGoogleカレンダーで部屋の予約状況を共有。

基本的には、複数名で同時に使うのではなく、ひとりずつの部屋の利用となります。会費は月額18,000円ですが、会員数によって変動。ひとつの時間帯を使用するごとに使用料(800円)が発生します。

「働く」以外の会員になるメリット

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Image: 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト

「中銀カプセルタワービル」個室を、自身のオフィスやフリースペースとして使うことができる(住所使用も可能ですが、法人登記は不可)ほか

・ノマドワークの一環で週に何回か通って使いたい

・東京での拠点として

・集中して執筆・制作などの作業をしたい

・仮眠スペースに

・プライベートパーティで利用

・ワークショップを開催、映画・ドラマ鑑賞会

など、いろいろな利用の仕方が考えられます。

応募の仕方は? 締め切りは2月11日(日)

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Image: 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト

問い合わせは、東京R不動産の応募フォームから。

・簡単な自己紹介

・住所

・電話番号

・考えている利用方法

・考えている利用頻度(週に何日程度の使用を想定、使用希望曜日、使用予定時間帯など)

を添えて応募とのこと。応募多数の場合は、応募内容をもとに一次選考が行われ、2月13日〜25日の期間のいずれかで物件を内見・詳細説明、2月26日(月)までに、新会員1名が選出される予定です。

Image: 蔵プロダクション

Source: 中銀カプセルタワービルA606プロジェクト, 東京R不動産