コロナ禍の影響で、リモートワークが定着した企業も多いでしょう。「次の働き方」と注目されながら徐々に難しさも浮き彫りになっており、その一つがコミュニケーションではないでしょうか。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)に、組織開発のプロが登場。「withコロナ時代の組織」について語られていました。

リモートワークで課題となるコミュニケーション。解決のキーワードは「同期」

インタビューに登場していたのは、株式会社ナガオ考務店代表の長尾彰さん。組織開発ファシリテーターとして、チームの成長促進などを専門に活動されています。

長尾さんいわく、リモートワークでコミュニケーションが難しくなるのは、チームとの「同期が取れない」ためだといいます。

オフィスで顔を合わせていれば周りの状況は自然と見え、ちょっとした会話により仕事の進捗が把握できました。これは自分と周囲が「同期」している状態だといいます。

しかしリモートの場合、それが難しくなります。長尾さんは、これまで無意識にできていたことをリモートでどう実現するかが重要だと指摘。

解決策として示されたのが、日に2~3度、オンラインでも意図的につながる機会を設けることです。

【鈴木さんへ無限大渡邊】withコロナ時代のチームビルディング。距離が離れていても、心理的安全性を保てる働き方とは
Image: Mugendai(無限大)

人の幸福度に関する研究によると、週に一度、一時間の会議を行うより、毎日5分間雑談をするほうが仕事の成果が上がることが分かったそうで、長尾さんはこのつながりの時間を「オンラインのお茶会」と表現します。

話の内容は雑談でOKで、そうして意識的に、こまめに接点を持つこと自体が重要であり、同じ時間を共有することで心理的安全性を保てると指摘します。

リモートで難しくなる上下関係。部下との上手な接し方とは

チームメンバーはもちろん、もっと難しくなるのが上司と部下の関係。コミュニケーションだけでなく、指導や評価が必要な分、さらなる工夫が求められます。

長尾さんは「withコロナ時代のリーダー」について、1on1コミュニケーションの重要性を指摘。そのためには、上司から部下に積極的に近づくことが必要だといい、以下のように語っています。

オフィスで働いていた時には、部下から上司に話したいことがあった場合、「あ、今課長に話しかけても大丈夫そうだな」とか「相談したいことがあるのでランチ一緒にどうですか」と、タイミングを見計らうことができましたが、リモートではなかなかそうもいきません。なので、そうした時間をリーダーから設けることが大事なのです。(中略)短い時間で構いません。1日の振り返りをしながら、メンバーが話しやすいクローズドの時間を設けるのです。

今後の半永久的な導入を決めた企業も増えるなど、次の働き方として確立しつつあるリモートワーク。ビジネスマンとしては、考え方を大きくシフトする覚悟が必要かもしれません。

その他にも、働く人なら多くの気づきを得られるインタビューの続きは、Mugendai(無限大)よりお楽しみください。


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