ステイホームとリモートワークの長期化による「コロナ太り」に悩む人が増えました。

しかし、健康面でそれ以上に悩む人が多いのが、実は「目の疲れ」なのだそうです。

もともと日本人は、近視になる人が中国の2倍、オーストラリアの3倍というほど、目のトラブルが多いのです。不調を放置して、緑内障など深刻な病気に発展する人も少なくありません。

目のトラブルと眼圧の深い関係

こうした目のトラブルと関係が深いのが「眼圧」。これは読んで字のごとく、眼の圧力を意味。

眼球内では、「房水」と呼ばれる透明な液体(血液の一種)が循環しています。この房水が何らかの原因で排出がうまくいかないと、房水がたまります。

そうなると眼圧は上昇。そのせいで視神経が圧迫され、緑内障などにかかるリスクが高くなります。

もっとも、高くなってしまった眼圧を下げれば、眼病のリスクは低くなります。それだけでなく視力の改善も期待できるそうです。

そんな眼圧を下げると話題の「眼圧リセット」を考案したのは、骨格矯正士の清水ろっかんさん。骨格矯正を受けた人たちから「さっきより、目がよく見える」と言われたことが、このメソッドを生むきっかけとなったそうです。

「眼圧リセット」は口コミで広まり、女優の熊谷真美さんをはじめ、老若男女問わず幅広い人々が効果を体感。

2月には著書『眼圧リセット』(飛鳥新社)を刊行し、15万部のベストセラーになっています。

「眼圧リセット」に興味がわいた方に、本書のメソッドから一部を紹介しましょう。

まずは頭部をほぐす

「眼圧リセット」とは、手のひらを使って頭部にやさしくアプローチする一種のマッサージです。これは、準備マッサージと基本マッサージに大別され、それぞれ3種類あります。

準備マッサージは、「側頭骨ほぐし」、「前頭骨ほぐし」、「頭蓋骨ほぐし」と、いずれも頭の骨の緊張をゆるめるのが目的。頭部をリラックスさせることから始めるわけです。

以下、「側頭骨ほぐし」のやり方です。座っていても立ったままでもよいので、やってみましょう。

側頭骨ほぐしのやり方

両方の手のひらを、軽く側頭骨(こめかみの斜め上)に置きます。側頭骨手前のこめかみ部分は押さないよう注意。

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手のひらを側頭部に置く
Source: 『眼圧リセット』

側頭骨を押し上げます。頭の頂上に向かって肌を伸ばすような感覚で、気持ちのよい程度に。

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側頭骨を押し上げる
Source: 『眼圧リセット』

次に、指先の向きを少し斜め後ろにずらして、側頭骨を再度押し伸ばします。

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向きを斜め後ろに変え、再度押し上げる
Source: 『眼圧リセット』

眼窩を押し広げて不調を改善

次の基本マッサージでは、「頬骨ほぐし」「眼窩ほぐし」「鼻骨ほぐし」と、顔にアプローチします。それらに共通する目的は、眼窩を押し広げること。

それによって、以下の効果が生まれるそうです。

その周辺の筋膜や筋肉がゆるみだし、ピントを調節する毛様体や眼球の緊張がとれ、血流もアップします。

リラックス効果で自律神経も整ってきます。心身のパフォーマンスを高く保てる状態になれば、目の機能も改善。

「あなた史上最高の視力」に戻るというわけです。(本書69pより)

ではその1つ、「頬骨ほぐし」をやってみましょう。

頬骨ほぐしのやり方

親指が下になるように手のひらを返します。次に、頬の出っ張った所に母指球(親指の付け根部分)を当てます。

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手のひらを頬骨に当てる
Source: 『眼圧リセット』

まずは後ろ側へじっくり押し広げます。気持ちよくできたら、次は力を加える方向を少しずつ上に変えていきます。

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頬骨を押し広げる
Source: 『眼圧リセット』

各マッサージを1回ずつやっただけで、効果を感じる人もいますが、大事なのは継続。

習慣化して長く続けることで眼圧は下がり、視力も改善されると清水さんは説きます。と言っても、全部やっても6分程度とハードルの低さも、このメソッドの良い点です。

本書にはほかにも、「意識的にまばたきする」「正しく座る」など、目の健康につながるコツが盛りだくさん。

視力をアップさせたい方は、一読してみてはいかがでしょうか。

Source: 飛鳥新社