パートナーと一緒に暮らしていると、必ず、2人分のメンバーシップやアカウントに登録することになります。劇場のペア会員や、2人とも補償される健康保険などがそうです。
面倒なことに、こうしたメンバーシップの多くが、メールアドレスを1つしか登録できません。3つ目のメールアカウントをつくったり、登録するたびに新たな転送ルールを追加したりする代わりに、Gmailを上手く使いましょう。
一度設定するだけで煩わしさから解放されます。
Gmailは、1つのメールアドレスを複数にできる
Lifehackerの読者Tripppleさんが紹介するのは、Gmailのメールアドレスで「+」を使うやり方です。Gmailでは、自分のメールアドレスに「+」から始まる文字列をくっつけることで、複数のメールアドレスをつくれます。たとえば、「bert@gmail.com」というメールアドレスを持っていたとしましょう。これに+をつければ、無限にメールアドレスを作れます。
- bert+work@gmail.com
- bert+newsletters@gmail.com
この2つは、「bert@gmail.com」と同じメールアドレスを意味します(Gmailで独自ドメインや組織のドメインを使っていても、同様のことができます)。しかも、アカウントを新しく作る必要はありません。本体は1つで、そのほかは分身のようなものですね。
つまり、Bertさんは「bert+ernie@gmail.com」というメールアドレスを作り様々なサービスに登録し、ここに届いたメールはErineさんに転送するようにGmailで設定すればいいのです。
共有のアカウントを申し込む際には、Gmailで転送先のメールアドレスを設定し、フィルターをかけなければなりませんが、一度設定してしまえばそれ以上は何もする必要がありません。
共有のアカウントを申し込むときに、その特別なメールアドレスを使うだけです。
1.転送先のメールアドレスを設定する
まず、パートナーのメールアドレスを、転送先のメールアドレスとして割り当てなければなりません(これでスパムメールを防げます)。
- 右上にある歯車のアイコンをクリックして、「設定」を開きます。「メール転送とPOP/IMAP」のタブをクリックします。
- 「転送」のセクションで「転送先アドレスを追加」をクリックします。
- パートナーのメールアドレスを入力し、「次へ」→「続行」→「OK」をクリックします。
- Gmailからパートナー宛てに、確認コードが送られます。そのコードをGmailの「確認コード」欄に入力し、「確認」をクリックします。
2.共有のメールアドレスにフィルターを設定する
次に、Gmailで特定のメールをすべてパートナーに転送する設定をします。
- Gmailの「設定」を開きます(右上の歯車のアイコンをクリック)。
- 「フィルタとブロック中のアドレス」をクリックします。
- その下にある「新しいフィルタを作成」をクリック。
- ドロップダウンリスト付きのウィンドウが表示されます。「To」のセクションに、共有のメールアドレス(例えばbert+ernie@gmail.com)を入力し、「フィルタを作成」をクリックします。
- ドロップダウンリスト付きのウィンドウが新たに表示されます。「次のアドレスに転送する」をクリックし、ドロップダウンリストからパートナーのメールアドレスを選択します。「フィルタを作成」をクリックします。
共有のアカウントを申し込むときは、この特別なメールアドレスを使う
これで、メールはBertさんに送信され、Gmailがそれを自動的にErineさんに転送してくれるのです。
また、この機能を使うために、ErineさんがGmailのアカウントを持っている必要もありません。これは助かります。
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Image: Benjamin Currie/Lifehacker US
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]