アウトドアの醍醐味。そのひとつに“焚き火”を挙げる人は多いでしょう。仲間と一緒に火を囲んで暖をとりながら、おいしいキャンプ飯を調理。…そんな場面を想像するだけで、テント泊がしたくなります(笑)。
今回ご紹介するのは、大堀相馬焼の焚き火鉢「栄」。福島県の窯元・いかりや窯が製造を手掛ける、焚き火の楽しみをグレードアップしてくれるプロダクトです。
伝統的なデザインと、煙が出にくく効率よく高火力を生み出す“二次燃焼”を叶えるテクノロジーを見事に融合。バーベキューコンロやミニ七輪としても使えて、水蒸気調理で食材がおいしく焼き上がると聞き、実際に魚や肉を焼いてみました!
想像以上に軽くて持ち運びやすい!

「栄」は一見するとシンプルな焚き火鉢。サイズは、縦18×横16cmで、重さ約1kgと想像していたよりもコンパクト&軽量でした。
一般的に、4〜5kgある七輪に比べると、持ち運びやすさは歴然の差。割れないように保護する必要はありますが、問題なくソロキャンのお供にできそうです。

耐熱性陶器の美しい表情も魅力的。ひとつひとつ職人の手作りで、色味や手触りは当然それぞれ異なります。コンパクトながら、手にすると大きな満足感が得られる品と言えそうですね。
水蒸気と遠赤外線効果でおいしく調理

火起こしや調理を始める前には、本体に注水(※)を行います。
これにより、底部の温度が100℃以上になることを防ぎ、テーブルの上でも焚き火調理が楽しめます。
※安全のため本体温度が下がった状態での注水が必要です。

今回は炭を利用しましたが、小枝や松ぼっくりなどを燃料にしても当然OKです。
独自の二重構造から生まれる空気の循環システムは、底部に設けられた広いスペースで暖められた空気が上部の穴から噴出し、二次燃焼を引き起こす仕組み。
簡単に火起こしができ、燃焼効率が高まるメリットがあります。焚き火初心者にも親切な設計ですね!

一方、炭火による調理では底部に張った水を利用し、水蒸気と遠赤外線効果で食材をおいしく仕上げます。

実際、アジの干物はシンプルに焼いただけで表面はパリパリ、中はしっとりふっくら食感に! ご飯or日本酒が欲しくなります(笑)

大きなスペアリブもご覧の通りの仕上がり。こんがりした焼き目が食欲をそそりますね!
専用五徳で湯沸かしやスキレット調理も

オプションの専用五徳を使えば、調理の幅が格段に広がります。鍋でお湯を沸かしたり、スキレットで炒めものをしたりetc. これひとつでキャンプ飯のレパートリーが増えること間違いなしですね。

五徳の隙間から薪や炭を補給できるのも、地味に嬉しいポイント。火を絶やさず、長時間の焚き火調理が楽しめます。
machi-yaで実施中のプロジェクトは、終了まで残りわずか。お届け予定は2023年5月中とのことで、これからのハイシーズンに活躍させられそうなところも魅力的です。
職人による手作りのため、大量生産が難しく希少価値の高い焚き火鉢「栄」。詳細は、下記リンク先ページをご覧ください。
>>綺麗な二時燃焼と水蒸気調理が出来る焚台を大堀相馬焼で作りその素晴らしさを伝えたい
Photo: 山科拓郎
Source: machi-ya