日々、自炊をしていると、どうしても免れない包丁の切れ味低下。
そうなると、デリケートなトマトや、硬いかぼちゃなどの食材を下処理するときに困りますよね。料理の出来栄えはもちろん、味にも影響が出てきてしまうような…。
かといって、砥石を使ったメンテナンスにはテクニックが必要だし、買い換えるのも経済的ではありません。やはり研がざるを得ないのですが、何を使うのがベストなのか?
ひとつの正解を出してくれそうなのが、machi-yaでプロジェクトを実施中の「KnifeYouLike シャープナーキット」。こちらは、2本のセラミック製ロッドに3種の角度調整ガイドを組み合わせることで、正しい角度を守ったまま、手軽に包丁を研げるプロダクトです。
誰でも簡単にプロの切れ味を復活させられるとのことですが、その実力やいかに。お借りしたサンプルで、実際に試してみました。
粗目と細目のロッドからクリーナーまでセットに

木製のオシャレな収納ケース付きで、贈り物としても喜ばれそうな「KYLシャープナーキット」。内容物は下記の通りです。
- セラミック製ロッド 2本(粗目、細目)
- 角度ガイド 3個(30°/35°/40°)
- 収納ケース
- 安全キャップ 2個
- 合成ゴムクリーナー 2個

ちなみに、青が粗目、白は細目のロッドとなります。重厚感があり、握りやすいハンドルは取り扱いしやすいな印象です。

ロッド用のクリーナーが2個入っていて、お手入れしながら長く使えそうなのも嬉しいポイントでした。
ボロボロの包丁がどこまで変わる…!?

今回研いでみるのは、上に掲載した写真の包丁です。
骨董屋で投げ売りされていたところを購入し、しっかり砥石でメンテナンスしてある程度切れ味が復活した…のですが、その後は面倒で研がずにいたら、トマトを切ると断面が潰れてしまう有様に。
切れ味が復活するかを確かめるには、むしろベストな状態と言えましょう。

今回は、粗目ロッドに30°、細目ロッドに35°の角度ガイドを取り付けて、順番に研いでみました。プロジェクトページに記載されている解説によると、これで最高の切れ味が蘇るとのことで、期待が高まります!

手順はとても簡単。まずは粗目ロッドのガイドに包丁をセットし、先端に向かって包丁をスライドします。ちなみに、ロッドを右手に持ち替えれば、左利きの方も同じように使用可能です。
続いて、反対側のガイドに刃をセットしたら、ハンドル側に向けて滑らせればOK。この動作を何度か繰り返しましょう。

はじめはスムーズに研ぐのが難しく感じましたが、トライしているうちに少しずつコツがつかめてくるはず。

研ぎ終えたら、収納ケースのフタ裏に配された木の棒を切るように、刃を滑らせます。

お次は細目ロッドの出番。研ぎ方は先ほど紹介した粗目ロッドと同様です。

最後に、フタの裏にある革の上で、包丁を刃先と反対方向に数回こすりつけます。これにより、微細なバリが取れてプロ並の切れ味が叶うのだとか。
収納ボックスも仕上げに必須のツールなので、大切に保管しておきたいところです。

ロッド使用後のメンテナンスは、付属の合成ゴムクリーナーでこするだけと簡単。金属の削りカスを手軽に取り除けます。

包丁の切れ味を示すにあたり、ベタ中のベタと言えそうな食材ですが、トマトの薄切りにトライしてみたところ、結果はご覧の通り。スッと刃が通り、断面を潰さずキレイにカットできました。
これなら見栄えの良いカプレーゼを作るのもラクラクだし、かぼちゃの煮物だってあまり苦労せず調理できるはず。料理好きなら、切れ味とともに分かりやすくQOLを上げられると思いますよ!
「knifeYouLike シャープナーキット」は、machi-yaでプロジェクトを実施中。
今なら、一般販売予定価格25,200円(消費税・送料込み)のところ、特割21%OFFの19,908円(消費税・送料込み)から支援できます。
角度ガイドの組み合わせ次第で、切れ味を長持ちさせてお手入れ頻度を減らすことも可能です。詳細は、下記リンク先ページからチェックしてみてくださいね。
>>研がずにはいられない。進化した「ハイブリッド包丁研ぎ器」でプロの技術を簡単に再現
Photo: 山科拓郎
Source: machi-ya